過ち

私は、私の友達である未知に過ちを犯した

一生の過ち
忘れることはない
これは、私にとって忘れてはいけない過ち

周りの友人たちと一緒になって言ってしまった。

私は、そのあと後悔した

なぜ、あんなことを言ったの?
私はなんて弱いの?
友達を傷つけてしまった。

頭の中で、未知を傷つけたことを
後悔しながら、どうしようどうしようと考えていた。

自宅に帰る、蓮根田に挟まれた通学路
家に着く間も、未知の事が頭から離れなかった。

家に着いて母に
その日の出来事を話した。

母の前で正座をして話す私を
静かに母は話を聞いていた。

そして、怒るでもなく
ただ静かに
「痛みが分かった?」と言われた。

私は、その言葉に
「謝りに行こう!」と思った。

連絡網を見て、未知の連絡先を調べた
当時は携帯電話なんてない時代だった。

未知の家に電話をかけ、
自宅の場所を聞き、
未知の家に自転車を走らせた。

次回に続く
注)未知という名は仮名です。

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