【フィリピン株】なんの銘柄を買っていいかわからない人のための企業紹介・日本在住者向け⑤【Philex Mining Corporation(PX)】

フィリピン株の鉱業の会社のことがわからない人の悩み「フィリピン株を始めて、フィリピンに鉱業の会社があるなんて知らなかった。フィリピンって鉱物がよく取れるのか。そしてフィリピン証券取引所に上場している鉱業の会社はどんなのかよくわからないよ。誰か教えてください」

そんな悩みにお答えします。

フィリピンに住んで7年になりますが、私自身フィリピン株を始めるまではフィリピンで鉱物が取れるとは知りませんでした。

フィリピンは豊富な鉱物資源に恵まれた国である。 フィリピンの長い鉱業の歴史と経験が、銅、金、ニッ ケル、クロム鉱石など豊富な金属鉱物資源の埋蔵を物 語っている。

参照:フィリピンの鉱物資源と鉱業の概要

フィリピンは鉱物資源が豊富な国で、 金とニッケルはフィリピンの主要鉱産物で、ニッケルの生産量は世界2位に位置する。

参照:JETRO「財務省、ニッケル・金をはじめとする鉱物資源の生産拡大に期待」

鉱業のセクターで PSEi 30銘柄に上場してるのはSemirara Mining Corporation SCCのみです。

フィリピン総合指数(PSEi)は、フィリピン共和国の首都マニラにあるフィリピン証券取引所(PSE:Philippine Stock Exchang)に上場する、商工業・不動産・鉱業・石油セクターの主要銘柄(30銘柄)で構成される時価総額加重平均指数をいいます。

引用:iFinance 金融情報サイト

それ以外ではNikel Asia Corporation とPhilex Mining Corporation (以下 PX)が有名どころでしょう。

そこで今回はこのPXを取り上げます。

この記事を書いてる私はフィリピン株を2021年の11月から始めて10社以上の銘柄を所有しています。 


【フィリピン株】なんの銘柄を買っていいかわからない人のための企業紹介・日本在住者向け⑤【Philex Mining Corporation(PX)】

1995年創業、主に金銀銅を採掘する会社。

PSE edge Company Information

Philex Mining Corporation (PX) は、1955 年 7 月 19 日に設立され、主に採掘活動を行っていました。
【事業内容】同社とその子会社は、PXの下での採掘事業、Philex Gold Philippines, Inc. (PGPI)、Silangan Mindanao Exploration Co., Inc. (SMECI)、およびSilangan Mindanao Mining Co., Inc.の2つの主要事業グループに編成される。 (SMMCI); エネルギーおよび炭化水素事業は PXP Energy Corporation の下で行われましたが、2016 年 7 月 15 日までは、PXP とその子会社は財産配当宣言による支配権の喪失の結果として PX の子会社ではなくなりました。 現在、グループは中核となる鉱業事業に注力しています。

PX とその子会社は、主に鉱物資源の大規模な探査、開発、利用に従事しています。 同社は過去 63 年間、地下ブロック洞窟法を使用してパドカル鉱山を運営しています。 国内で最も長く操業している鉱山の 1 つであり、銅、金、銀を含む銅精鉱を生産しています。 PGPI は 2002 年の第 2 四半期まで西ネグロス州のブラワン鉱山を運営していました。SMECI は、SMMCI を通じて、スリガオ デル ノルテのボヨンガン鉱床とバユゴ鉱床をカバーするシランガン プロジェクトを所有しています。

引用:PSE edge Company information Philex Mining Corporation

なぜこの会社を取り上げたか

なぜこの会社を取り上げたかというと、金の価値が上がるという仕組みは世界中にある金が限られているからであって、そして金の価値は20年前に比べるとすごい値上がりをしているのです。

2000年に金1gの価格が966円でそこから右肩上がりに値上がりし、2022年 1g=7,589円と20年あまりで約7倍も値上がりしているのです。

参照:世界経済のネタ帳 「金価格の推移」

ただ私は金に投資をする気はありません。なぜかというと昔にくらべると値が上がりすぎて買う気にならないからです。「あの2000年のときに金がここまで値が上がると知っていれば」とタイムマシンに乗りたい気持ちになります。

金の埋蔵量に限りがあり、金の価格がこれからも上がるのだったら、金を採掘する企業がこれからまだまだ伸びるんではないか、

だったら金に投資するよりは、金を採掘する企業に投資した方がよいのではないかと感じたからです。

PXの今後の計画

2023年1月にPXが創業90年になる、Macawiwili gold mining のBaguioの隣に位置するItogon, Benguetというところでの金の採掘のプロジェクトにPXが出資したと発表しました。

フィリピンの素朴な疑問

それではどうして、フィリピンは鉱物が豊富なのに、工場で生産する資材のほとんどを輸入に頼っているのかという疑問がわいてきました。

フィリピンはニッケル、コバルト、銅などの金属の資源国であるが、現在は鉱石のまま輸出しており、付加価値を最大化できていない。

参照:独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構 金属資源情報

さいごに

ふだんフィリピンで生活している人でも、関連した仕事をしていない限り、鉱業の企業のことを調べることはまずないでしょう。

私自身、実際フィリピン株を始めるまではフィリピンで鉱物が取れるとは思っていませんでした。

また鉱物がフィリピンで豊富に採れるとわかっても、その会社のことについて調べることは興味がない分野なのでほとんどしません。

ですから株を始めるということは、いろんな政治や経済の歴史の勉強につながるということがわかります。

フィリピン株を始めるとそういった勉強もまた楽しくなっていきます。
それはそれで面白いことですね。 

私の記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
また次回お会いしましょう。
でわっ!


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