【読書感想】JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則

この本は全米屈指のデータサイエンティストが自身の経験とデータから、効率的なお金の増やし方を教えてくれる本!って感じだった。

やっぱり結局投資はドルコスト平均法が最強らしい

作者が前書きで語っていたのが、投資はいつ、いくらくらい買うかを考えるより「ドルコスト平均法(DCA)」でひたすら買い続けることが利益を出すのに一番早いってこと。これは昔どっかで読んだ本に「ドルコスト平均法はやめろ」って書いてたけど、「底値で買って高い時に売るが出来ないからドルコストなんだけどな~」って釈然としない思いだった自分に見せてやりたいと思った。本編ではなんで作者が最強だと思っているかが書いていた。

資産を増やすのに収入アップと節約なら、収入アップが正解らしい

「メディアは節約しろって言うけど、収入アップに比例して生活費が増えるわけじゃないから、収入を増やすことを考えたほうがいい」ってことだった。経常的に掛かる費用って最低限のラインからめっちゃ増えるわけじゃないし、そもそもある程度貰ってないと貯蓄も出来ない。てか贅沢を我慢しすぎるのはつらいし良くない。てかつまんなくね?的なことを作者は言っているが、まぁたしかにその通りだな~って思う。この話を聞いて個人的に解釈したのは、当然節約は大事だし、生活レベルを上げすぎないことは必須。上げたらまじで下げられないからね~。でも投資信託で「ドルコスト平均法」で購入しようと思っても元手が少なすぎたら効果が弱いだろうし、収入アップ出来るならそれに越したことない。・・・けど、そんな人ばっかりじゃないから作者が否定してたメディアの言うことは、個人的にはそんな間違ってない気がしてる。そりゃ両方あるに越したことないんだろうけど。

賃貸派と持ち家派議論は結局よくわからなかった

賃貸派は将来の住宅費が不透明で不安定。家は「買うかどうか」より「いつ買うか」の問題らしい。住宅を買うことで子供の通わせる学校も決まってくるし、土地柄もいいとこに住めるからだと筆者は主張している。アメリカと日本では少し違うのかもしれないけど、少なくとも私が住んでいる地域はある程度街中に近いこともあって、賃貸と持ち家が入り乱れているし、逆に特段いい地域ってわけでもない。「いつ買うか」議論なのだとすると個人的には老後借りられなくなったら買えるくらいの資産を残しつつ生活したいと考えていたため、いつ買うかは個人的には老後になるだろう。でもそもそも子が巣立って家自体の広さを狭くしたいなど柔軟性がなくなることを考慮すると私自身は変化に強い状態にしておいて、人生の終盤でもう引越ししたくないと思ったら終の住処を買う。と定めていたが、今回これを覆すような情報はなかった。

じゃあ実際資産運用はどの資産で行うのか?

著者曰くは、あらゆる資産を検討するべきだと言っている。株式、債券、不動産、金などなど。しかし実際にはわたしのような一般人が実際に運用するなら、株式または債券という選択肢が妥当だろう。株式と値動きとして反対の債券の両方を買うことでリスクヘッジをするのがいいとは思うが、年齢も考えて多少リスクある配分でも良さそうな気がしている。本書では平均年間収益率が株式は8~10%、債券は2~4%とあるので、債券でも思ったより収益があるとも考えられるが、収入が安定している今リスクを取って株式6,7割くらいでしばらく調整しようかなー?といった印象。不動産投資なども本書では記載があるが、興味が湧かないので一旦流すことにする。

いつどれくらい投資するのか?

本書では「今すぐ全額投資しよう」という章があって、そこには「今すぐすべての資金を投資」するか「百数年間、毎年資金の1%を投資」するならどっちがいいと思う?当然前者だよね?って論法で今すぐ全額投資しよう!って書いてあったんだけど、そもそもドルコスト平均法がいいって冒頭で書いていたことを考えると、現金があるならドルコスト平均法を使いつつなるべく早く投資するのが得する可能性が高い。って話だと解釈した。2024年から新NISAが始まることを考えるとなるべく早く1,800万円の枠を使いきって投資のベースを作って、早めに運用益を手に入れることが収益を最大化することがどうやら大事そうな気がするので、今は5年で使い切るか10年で使い切るか考え中。。たぶん結局一括投資の方がいいってことを考えると年間夫婦で720万投資に回して、現金を最低限残した時にゆるやかな積み立てに切り替えるとかが良さそうだな〜といまは考えてる。

感想まとめ

この本は来年の新NISAに向けて投資の目安となる情報がかなり盛り沢山な本書だったと思うマジで読む価値ある。
来年からの資産運用を考えている人とか、来年開始する新NISAを前に資産運用の見直しを考えている方にあまりにオススメすぎる一冊だった。
ただものすごくページ数が多いので、あんまり興味ないな〜と思うようなページは飛ばしちゃっていいかもな一冊だった。
最後に本書で一番私が刺さった言葉なんだけど、”過度に贅沢な暮らしをしようとして大きなリスクを背負うのではなく、十分な暮らしができるお金を確実に得ることを重視しよう”と、投資の究極の目的とは?という章に書いてあったんだけど、ほんとマジこれ。ってなった。

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