4月の日めくり。
04/29『花とアリス殺人事件』
実写映像をアニメ化する技術を使って作られたそうだ。動きがコマ落としっぽいけど、これはこれでいい感じ。
『花とアリス』本編のほうはかなり昔観たけど内容は忘れた。またレンタルかなにかで観てみたい。
04/26『翔んで埼玉』
コロナのおかげでほんとうに県境に関所ができそうな昨今、この映画を笑えない。
はじめて劇場で観たとき、いまいち笑えなかったのは、全体にテンポがよくなかったせいか。音楽もバロック調で、しょーもないギャグを格調高くやるという面白さを狙ったのだろうが、テンポのせいもありますます重い雰囲気に。NHK大河っぽくしたかったんだろうか。
むかしは埼玉をイナカ呼ばわりすると、地元をバカにするな! 郷土に誇りと愛着を持て! みたいに怒る人も多かった。東京から越してきた自分にはイナカにしか見えなかったが。ディスっても笑って許されるとはいい時代になったものだ。
「何もないけど、住みやすくていいとこじゃんかよ!」と加藤諒が叫ぶシーンはよかった。
04/25『愛がなんだ』
どこか不器用な若者たち。住みごこちがよさそうな街。金はかかってないけどそこそこオシャレな部屋、等々が作品の要素だ。
嫌いじゃない、むしろ大好物なんですが、自分はこういう青春時代を送れなかったので複雑な思いにとらわれたりもする。
男女がくっついたり離れたりするありがちな話なので、何かしながらときどき画面をチラ見するだけでも把握できる。このての作品はありがたい。
04/24『花筐』
スカパー日本映画専門チャンネルで大林宣彦監督追悼特集。
3時間越えの大作を深夜バイトから帰宅して寝落ちしながら朝までかけて観る。
同じイメージが何度もリフレインされるんだが、繰り返すにつれ少しずつその意味合いが変化して感じられる。
同じものを見ても感じ方が変わるのは観る側の心が変化しているからで、それはひとつの「体験」といってもいいものだろう。
映画を観るというよりも「映画体験」。人生経験豊かな人でなければつくれない作品だ。
長塚圭史の怪演が印象に残る。
04/23『JM』
25年前のサイバーパンクSFだが、近未来の社会ではNAS(神経衰弱症候群)という「死の病」が流行り、政府の病気への対応に抗議するデモ隊はみなマスクをつけている。
2020年を予見したような映画だなー。これ、まんま今の風景じゃないか。
日本人ヤクザ役のたけしが若い。
04/22『渋滞』
萩原健一の死から1年。
僕が契約してるスカパー日本映画専門チャンネルでも
「傷だらけの天使」一挙放送をはじめ多くのショーケン出演作がOAされている。
でも、僕がいちばん観たいのはこれ。
どんなに困難でも故郷をめざして心は旅を続ける。
ケニー・Gのテーマ曲が沁みます‥‥。
古いビデオ持ってるけど再生できるかどうか‥‥。
専門チャンネルさん、いろいろ事情はあるでしょうが、どうかひとつオンエアを!m(_ _)m
04/22『アフリカの光』
萩原健一の死から一年。
スカパー日本映画専門チャンネルでショーケン出演作のOAが相次ぐ。
途中から観た『アフリカの光』。田中邦衛がやたらケツを出す。
これは『真夜中のカーボーイ』とか『スケアクロウ』を意識してるな。
主役二人の服装とかホモソーシャルっぽい間柄とか(主人公はホモではなさそうだが)。
録画消去しちゃったけど、はじめからもう一度観たい。
04/19『愛しのアイリーン』
気持ちを上手に伝えられない不器用な中年男とフィリピンから嫁入りした女性を中心に、
男と女の、親と子の、言葉を越えた情念のやりとりが展開される。
言葉でうまく伝えられないもどかしさに情念がエスカレート、登場人物みな振りきれまくり。
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