大学院生1/4おしまい

区切りのいいところでふりかえるシリーズ 修士一年の前期が終わって夏休みに入ったので、早歩きの足を止めて風通しのいい椅子に座って後ろを眺めてみます

難しい日本語で頑張ってひとことで表すなら、この半期は新しい価値観たちと多めに出会った半期といえるかな 別に環境が大きく変わったわけでもないのにそう思うのは、それでも日々多く話す人の顔ぶれが変わったからでしょう そしてそれぞれに背景を持ち始める段階だから、ひとりひとりが立っているからでしょう

わたしは自分が人と対することが好きだと思っていたし実際好きだった、しかしそれには考える余地があることがくっきりと見えた コミュニケーションデザインを専門と見据え自分を研究対象の一つに数えた結果、わたしはその余地と向き合わざるを得ないことになってしまった 苦手ならなぜ苦手かをはっきりと言語化できるまで考えてみる、考えることに耐えてみるということは、なかなかげんなりする作業だった


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一方でいろんな他のところでもちぎれそうになった 年度初めに出会ったけっこうな理不尽(これは本当に理不尽で、人生で初めてくらい周りの人にフォローされた)はしばらく尾を引いたし、それがうまく行っていれば考えなくて済んだいろいろなことを考えた その過程で、目を逸らし続けてきた自分の嫌なところとも何度も出会った その度に吐きそうになりながら、次の行動が仮にメールを開封することそれだけなのにぐるぐるとする自分に呆れながら、張り付いたガムテープを剥がす心地で潰していった 情けないと思いつつ


修士、これまで息をするように手軽にできてきた自主制作が本当にできなくなっていてそれにも軽く絶望した これまではそれをアイデンティティにしていたのにと(ひどい)しかしそれが、研究に熱中するということなのかもしれないし 人生は諦めでできている


なんにせよこの半期は苦しいことが多かった 考えても答えが出ないようなことを考えたり、繰り返し考えていることに気づいて思考の癖かと呆れたり、言い分を通すために喚いたりした たった半期では成長しているかどうか確認もできないから、大したことを書けずに終わります ほな

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