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親父との思い出を忘れないように

親父との思い出にはどんなことがあったかな?

文章で残しておいた方が記憶が色あせない気がするから、文章で残しておくね。

意外と文章を書くのは好きなんだよ。


家の前でよくキャッチボールをしたね。軟式ボールとグローブ持ってさ。

いつもテレビでは野球がついていたせいもあって、僕もいつのまにか巨人ファンになっていたよ。

キャッチボールでは僕の投げる球を座って受け止めてくれたっけ。

「ストライク」「ボール」って仕分けしながら。ずいぶんストライクが多い甘いアンパイアだった気がするよ。

今、僕も同じことを息子とやっているからよくわかる。

んてもって、親父の投げるカーブがすごくてさ、早い動きで右下に鋭く動くもんだから取れなくて、何回も後ろにそらした。

あんなカーブよく投げれたよな。今でも僕は投げられない。

でも一度、後ろにそらした球を取りに僕は道路に飛び出しそうになった。

そのとき、親父は大きな声で僕を制止した。あんな大きな声きいたことないよ。

「待て!」だか「行くな!」だか忘れたけど、飛び出して事故るとこだった。

結構ヒヤヒヤしたんじゃないかな(笑)


同じ頃、虫眼鏡で家を燃やしそうになったよな。覚えているかな?

学校で虫眼鏡と日光を使って、黒い紙に焦点を焦がす実験をしたばかりだった。

家にあった黒い紙と大きな虫眼鏡。2階でなぜか急に実験をしてしまった。

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パパママさんが気軽に読めて笑って泣けるエッセイ集です。

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