カウシェのバリューと、 Try First な検索改善
こんにちは、カウシェで主に Android 版アプリの開発をしている sintario です。
この記事は、カウシェのアドベントカレンダー12月19日分の記事です。本日分担当の私から、カウシェのバリューが日々の開発にどう実践されているかをご紹介させていただきます。
なお、カウシェのアドベントカレンダーでは弊社のメンバーが様々な記事を寄稿しています。こちらも合わせてご覧いただき弊社の魅力を知っていただけたら嬉しいです。
自己紹介
カウシェのエンジニアの sintario です。主に Android 版アプリの開発を担当しています。カウシェでは主に飲み物をシェア買いしています。
詳しくは入社時のインタビュー記事がありますのでそちらをご覧ください。
カウシェのバリューとは
2021年のはじめに、カウシェはミッション・ビジョン・バリューを定めました。特にバリューはこうです。
会社のバリューというのは大事なものだと思っています。対外的には「企業や組織が社会に対して提供したいとする価値」ですし、一方でメンバーに対しては「ビジョンやミッションに近づくための行動基準」を定めるものでもあります。
カウシェの場合、立ち上げ後間もない若いスタートアップであることもあり、正社員だけでなく多くのインターンや副業メンバーの皆様に支えられてサービスの開発運営をしています。我々のバリューはサービスに関わってくれているこれらすべてのメンバーへのメッセージでもあります。
社会も大きく変わり、リモートワークの普及で浮いた通勤時間から副業時間が捻出できるようになった人も多いのではないでしょうか。実際自分も八王子住まいで、以前は都心への通勤に片道2時間近くを日々消費していたので、こうした時間を副業転換することで得られる生産性というのは大きなものでした。人によっては、副業は本業と見比べても無視できない厚みのある時間だということです。カウシェのバリューには、副業メンバーにとっても与えられた作業をこなすだけではない試行錯誤と成長の機会として、組織にしっかり入り込んで活躍してほしい、という想いが込められています(と少なくとも私は思っています)。
バリューは実践されてこそ
正直な話、自分の前職までの経験からすると、バリューというのは耳触りは良いが実践の難しいもの、というところがあると思っています。
実際わかりやすいキャッチフレーズのような形で定式化されている企業も多いかと思います。バリューに共感したのが入社の決め手になった、くらいに人々の動機づけに密接に関わりもしますし、浸透のために日々社内の活動でも言葉として使われていくものです。Slackの絵文字スタンプにして日々使っている企業も最近だと多いのではないでしょうか。
それだけに、このバリューを見かける瞬間がなくなったな、という状況も体感されやすいのですよね。組織も社会も変化していくものなので、ある時期に打ち立てたバリューが未来永劫フィットしているとは限らないわけで、そうなったときにどう軌道修正できるかが組織力の試される瞬間だったりします。そもそも形骸に陥ることなく日々実践の場がちゃんとあることも大事です。
バリューは定めてあっても実際実践されない、では意味がないので、正社員の立場である自分としては、バリューの実践ができるように社内環境を整えていくこと、自らも日々実践していくこと、を心がけています。誰かがやっていれば、同僚も背中押されるものですから。
Try First に検索を改善する
カウシェのバリューの中でとくに Try First が好きです。チャレンジを後押ししてくれるバリューは本当にありがたいものだと思っています。実践エピソードをご紹介します。
以前は、商品の売り切れが重なると検索結果がこんな状態になってしまっていました:
買い物しに来て軒並み売り切れ、ではげっそりしてしまいますよねえ。実際スクロールすると画面外でお買い得な商品がまだ販売中だったりもしているのに、これでは楽しいショッピング体験とは言えないよね、という話が出てきました。当時の Slack を振り返るとこんな会話をしています:
雑談でポロっと出てきたような話だったんですが、スルスルッと人が集まってきて具体的に実現できないかな?という検討の動きになってきまして。瞬間的にこれは場の空気が背中を押してくれている!という気持ちになりまして
ちょっともくもく作業して数分後
もちろんプロトタイプなので最初はこんな程度でしたが
プロトタイプもできたのでサラッと社内展開
雑談翌日くらいにはリリースが決まって仕様書を書き起こしたりQAしたりしていましたね。
こういう Try First な経緯で販売中フィルター機能がボトムアップに実現されました、というご紹介でした。振り返ってみると Try First であると同時に For Team でもあり Enjoy Working なエピソードでもあって、主体的な挑戦のある仕事の楽しさを改めて実感した出来事でした。
おわりに
カウシェのバリュー紹介とともに、カウシェ Android での Try First な挑戦の一部をご紹介しました。 スタートアップならではのチャレンジやスピード感を重視したいのもあって、カウシェ Android ではある程度実験的な技術も果敢に取り入れて内部的にはなかなか攻めた作りをしていたりもするんですが、本稿もだいぶ長くなりましたのでまた機会を改めてご紹介できればと思っております。
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