孤独さと向き合うことで自由さを味わう対話

-ハートウォーミングディスタンスのヒント-

進めている「問う仏法(仮)」、「トークセルフィー」の根幹となるもの。それが哲学対話です。

哲学対話の実践・研究者であり、そこから生まれる「共創哲学」を提唱する梶谷真司さんの論考。

オンライン化によるつながり変化の論考と、本質的に「つながる」ことの意味を説かれています。

まず、哲学対話とは、同意見の連帯による答えを見つけるものではありません。孤独さと向き合うことで自由さを味わう対話です。

それは、互いに
「ハート ウォーミング ディスタンス」
「わたしとあなたの心温まる距離感」
を保ちながら進むことで構築されるものではないでしょうか。

オンライン、リアルでの善き対話のヒントとなる文章です。

以下本文より
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「哲学対話ってどんな時間?」
 という質問に対して、

「孤独になれる時間」
 と答えた生徒がいた。

「他者と共にいながら一人になる」という独特の“孤独感”がそこにはある。

哲学対話の“一体感”は、おそらく体ごと一緒の場所にいないと感じにくいだろう。他の人の気配と存在感、表情と息遣いが感じられてはじめて得られる。オンラインでパソコンの画面上だけでは、それはどうしても伝わらない。

他方、自分と向き合い、自分の中に沈潜する中で感じる満たされた“孤独感”は、もちろん体を伴った対話でも感じられる。この一体感と孤独感は、けっして矛盾するものではなく、哲学対話ではごく自然に両方を体験する。

#ハートウォーミングディスタンス
#HeartWarmingDistance
#NewworldNewheart


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