リモートワーク・オンラインを利用するにあたって大切な観点

ー議論・形・イメージでなく対話・感覚・洞察の重要性ー

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https://www.facebook.com/takafumi.kakiuchi.3/posts/3002670613161097

参考[オンラインへの観点と対処法3部作]
https://note.com/sinsindo/n/n4b502833b86c

コロナ騒動のため早い所は2月より進めているリモートワーク・オンライン。これらは既に数年前より進み始めておりましたが、この数ヶ月で急激に認知されてきたようです。伴ってzoomの需要が高まり株価が上がったとか、セキュリティや機能が大幅向上したとか、他のSNS会社でも本格参入してきたとか。コロナの話題と共に、オンライン化による社会変化のニュースも多く耳にするようになりました。

シェアの方が言われていることは、リモートワークをされている多くの方が抱いていることではないでしょうか。

私は以前よりリモートは「身体性から抜け落ちるもの」の多さによる弊害を指摘させていただいていました。しかしこれからの時代として、その潮流にあるならば、どのように対処していったらよいかを示唆させていただきました(冒頭のリンクアドレスにて)。

私自身も今オンラインでの講座構築をいくつかさせていただいております。しかし、私のワークは仏法・禅の智慧という深い身体感覚への洞察が伴うものなので、十分注意しなければ伝わりづらいだろうと悩んでいます。

今回オンラインへの急激な変化に於いて、ヨガ講座などは比較的早く対応している印象もあります、それは、主で活動していたスポーツクラブやヨガ教室が感染拡大予防のために休業していることの救済として、顧客向けに早く対応されたという部分もあるかと思いますが、もとより現代ヨガは、深い感覚への洞察よりも、形とイメージ重視と見受けられるので、オンラインにて行っても抜け落ちる身体性が少なくでき、成り立つのかなと感じました。

先日オンライン講座を以前より行っている知り合いに相談しましたら、『オンラインという制約があるのであれば、それを逆手にとって「オンラインでなければできないこと」をしたらよいのではないでしょうか』と言われました。オンラインで無理なものは無理と早めに認識した方がいいんだと気持ちが楽になりました。

今・これからリモートワーク・オンラインを進めるにあたり、この「身体性の抜け落ち感」とどう付き合っていくかが重要な観点になってくると思います。その観点を深めるにあたり、元より人と繋がることの意味を問い直すきっかけになるのではないでしょうか。

そしてその問いの先には「自分を本質から認めること」「他者を思いやること」「本当に大切なものは何か」が見据えられていけばなお素晴らしいなと感じます。

その基盤となるのは、
〇言語的議論や形でなく全人的対話や感覚。
〇誰かのポーズや知識をまねるのではなく自らで獲得していく力。
それこそが仏教の自灯明の導きだと言えます。

私はこれからのオンライン時代は、自らの身体性を高めることが今まで以上に大切な観点だと感じています。
いわゆる「身体知の自己マネジメント力。」

それは決して「これを飲めば健康になります」とか、「このポーズをすればこれがここが良くなります」というのを鵜呑みにして身体と向き合っていくことではありません。

例えば疲れたことを疲れたと本質的に感じられる力。そしてどこが疲れているのか、こわばっているのか、滞っているのかを、自分の感覚を信じて気づき見据え続ける力です。

禅の実践は、この「身体知の自己マネジメント力」を高める方法です。
これから禅の実践が、より求められる時になってくるでしょう。

【新型コロナウイルスによる心の不安を除き】
【免疫力を高める禅セラピーワーク】FB連載中
https://www.facebook.com/kokoro.karada.taiso/posts/2980648855331078

【禅セラピーワーク・bosatsuマインドフルネスとは】
https://bosan32000.wixsite.com/sinsindo/bosatsu

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