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Live配信アプリ「pococha」におけるメンタルメンテナンス考察②

お疲れさまです。暑い日がちょこちょこでてまいりました。夏バテしないようにしないと・・どうも東雲【しののめ  です

さてさて

前回のお話で


https://note.com/sinonomeace/n/nb513f4e0d1a9

live配信アプリというシステムが心理的作用として相互バランスに偏った信頼関係が構築されがち、というお話をしました。

そして本題の「pococha」に何故特異性があるのかということなのですが。

他のアプリにはない独自のもの。「ボーダー」というシステムです。毎日指定時間までにポイントを確保しなければ、ランクダウンするものです。曲者なのが「ふるい落とし」という点。例えば「1000ポイント未満なら」ですと目標が明確で、未到達なら諦めもできます。「下位〇〇人まで切り捨て」なので、その日自分が高ポイントを上げていても全体がより高ポイントならアウトなわけです。時間いっぱいいっぱいまでクリアできるかどうかわからない。ライバー(配信者)はここで高ストレスがかかります。

「ならば順位とか気にせず、自分の表現したいよに配信すればいいやん。」となります。他配信アプリはそのように棲み分けできます。ですがpocochaはランクに応じて配信の自由度が変わります。かつ、アプリ内通貨であるコインの獲得がランクに対応して増減します。ライバーは配信枠を守るためにはランクを維持せざるを得ない状況下に追い込まれがちなのです。

ではそのポイントはどうすれば稼げるのでしょうか?メインは「課金アイテム」です。リスナー(視聴者)からの投資です。さらにスパイラルを加速させる要因が「課金アイテムのポイントは視聴者数等によって効果の倍率が高まる」という点。簡単に言えば1人しか視聴者がいない時にその人が10000円投資するより10人の視聴者が1000円ずつ投資するほうが効果が高いというニュアンスです。砂山に棒を突き立てるイメージです。投資をしてくれる課金リスナーを多数の無課金リスナーが支えないと高い山が作れないわけです。これによってライバーは課金勢、無課金勢の双方に注力して自身の配信枠に引き止めておかないといけないという新たなストレスが発生します。

2つの高ストレスと時限のボーダーライン。正確な判断や本来のコミュニケーションができにくくなりがちなのです。

このライバーの揺れが偏った信頼関係下で作用すると、受け身のリスナー側はどうなるのか。これがさらにスパイラルを加速していきます。


続きはまた


ではでは

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