見出し画像

小さな恋のものがたり 雑記

小学生の時に母が古本屋さんで買ってくれて、それからずっと読んでいる大好きな漫画。
今日去年出た新刊を買って読んだ。
作者のみつはしさん、ご病気されて一時は筆を置かれていたけど80代になられた今も描いてくださって嬉しいしありがたいな…。

背の低い高校生の女の子チッチが、ハンサムな同級生サリーに片思いをしている…のがメイン。
私はこの漫画を読む前から片思いはしていたけど、嫉妬する気持ちはこの漫画で学んだのかも。
母と同じ歳ぐらいの職場の方と漫画の話になって、キャッキャできたのは嬉しかったな。

しばらく読み返してないから、記憶がぼんやりしているけど、基本的にチッチのサリーへの気持ちがすごく大きくて、サリーサリー!!となるけど肝心のサリーはチッチにそこまで関心がなくて…というのが切ないよね…。もちろんサリーはサリーでチッチに愛着があるし、優しい気持ちで接しているとは思うけど、恋のお相手としては見ていない感じというか。他の女の子とも遊ぶし、自分の学びたいことを見つけて留学を決めて…。出来のいいハンサムに多い薄情な感じというか。まあ高校生だしね!初恋はあまり実るものではないので、その人のために自分の未来を諦めるとかはもったいないし…。人生は続くし。
片思いというのも味があっていいものだとワサビやサザエの肝が食べられるようになりようやく少しずつわかってきたけれども…
でもやっぱりチッチとサリーは結ばれてほしいと思ってしまうのが乙女心。それに私はサリーのような人が好きだから…性格チッチほどはよくないけど、喜怒哀楽ほぼチッチだし…。応援したいのよ…。

最新刊では、安定感のあった山下くんとトンコの間に新たな火種が生まれていた。今までも鼻の下伸ばした山下くんにぷんぷんとかはあったけど。トンコの気持ち、わかりすぎて胸が痛かった。そりゃ美人が彼氏にフランクに接してたらモヤモヤしてツンツンしちゃうよね。わかる。けど、山下くんはトンコが思っている以上にトンコのことを好きなのが意外だったし、読んでいて嬉しい気持ちになった。
長く付き合うと相手に安心してしまって、対応が雑になってしまったりすることってあるよね…。そこにそういう刺激的な人間が現れると不安になったり嫉妬したり自己嫌悪に陥ったり。あーそんなこともあったなーと。相手のことを信じるの大事だよね。難しいけどね。

そして松木さん。この人、不器用だけどいい人なんだよね。かわいいし。岸本さんとうまく行ってほしい気持ちはある。なぜなら私は岸本さんが1番好きだから。でも、岸本さんはチッチのことが好きなんだよね。あんなにお世話してるし…。花を見たらチッチに持っていってあげようとか。そんな岸本さんに感化されてチッチに対して優しい気持ちを拙いながらも出していく松木さん、いいよねえ。もし、チッチと岸本さんがくっついたら…?お似合いではあると思うの。趣味も合うし、お互いを思いやれる素敵な関係が築けるんじゃないかと。でも、たぶん「なんかちょっと違う」を抱えるチッチに岸本さんが辛くなってしまうよな。こっち向いてみいこの吉田くんもこのポジションだな…。もちろん吉田くんも好き。

さあ、問題はマリちゃんのお兄ちゃん。サリーに仕草や声が似ている優しい男…。チッチもお兄さんもお互いによい印象を持っているっぽい。けど、モテるようだし年上だしチッチの不安大きくなっちゃいそうじゃない?もちろんお兄ちゃんがその不安を溶かす勢いでチッチをメロメロにしてくれたら大丈夫だけど…。初恋や忘れられない人の面影を別の相手に求めてしまうこと、あるもんね。あるもん。
好きになった人と結ばれなくても人生は続くし、生きていかないとだもんね…。自分のことを好いてくれる人ならいい!ってわけじゃないし、かと言って自分が好いた人が好いてくれたりその後も継続して心地よい関係を築けるとは限らないし!儘ならぬ。

なんと乱雑な文でしょう。この後も物語がどうなるのか楽しみ。
みつはしさん、これからもお身体に気をつけて。また続きが読める日を楽しみにしています。