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ギスギスの時代が戻ってきた!

どうも、信乃アルボです。
ラブライブとアイマスが大好きです。
一応シナリオライターとして10年以上食っているものです。
(関係各社に迷惑がかからないように名義は別です)

サークル『アルボブックス』で、2024年5月現在で5作品リリースしており、7月12日~全品50%OFFです、新作ともどもよろしくね!

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月村手鞠さん……

手鞠ちゃん、「アホアホ可愛い甘えん坊な不器用さん♪」っていうキャラ付けかと思ったけれど「それを補って余りある口の悪さと性格の悪さ」がちゃんとある。
めちゃくちゃ根本的な所で他者を舐め腐っているし、自分を一番に優先するのが最高に『女』って感じで好き。

リーリヤもそうだけど、学マスみんな自分本位よね。自分が一番最初にあって、その後に他者との関わりについて悩むというか。
こいつら絶対思い悩んでも自殺する前に誰かを殺しそうな覇気に満ちている。アイドルとして超正しい。

まず譲れない自己があり、他者がある。
いいね……令和っぽくていいよ……

多分雪歩が学マスのキャラだったらマジで窒息死する。
「あぅう、私なんてダメダメですぅ……」
「そうなの!? 足手まといはいらないわ!」
「それまでだって事……ね」
とか言われて誰にも励まされずランクDでEND。

学マス、全員嵐千砂都クラスのメンタル。武士。
落ち込んでも瞬時に立ち上がって喉笛を狙ってくる。
令和~~~~~~~~~~~~~~~~~(言いたいだけ)

これはギスギスしているといえるのか?

ギスギスしない事、誰かの悪口を言わない事、そこまで大きく曇らない事。
令和で一番に求められる事は、そういう事ですよねっていう。

かくいう僕こと信乃アルボは、職場や仕事やらで『あんまりギスギスさせないで平和に行きましょうね?』というシナリオ上の指示を受ける日々を過ごしている訳です。
そりゃそうなんですよ、リスクを取るより、リスクが無くて無難な商品づくりをするほうがいいに決まってるんです。

みんな面白いものはどうやって書いたらいいか分からないけれど、面白くないものを避けることは出来る訳ですから、まぁギスギスしない作品作り、当たり障りのない作品作りというのは楽ちんな道なんですな。

という毒を吐きつつ「これは一体誰に刺さるんだよ……」と思いつつも、仕事をこなしている信乃アルボであります。



と思ってたんですけど、めちゃギスなガールズバンドクライさんがある程度ウケちゃってるわけですから、やっぱあれかな?

ニジガク的な、けものフレンズ的な、みんながニコニコして大していやなことが起こらないコンテンツはそろそろ揺り戻しでウケなくなってきてるって事かな?

本質的に求められてるのはドラマで、やっぱりみんな多少なりともギスギスしてても面白いものを見たくなってんのと違うか? とは思います。

というかMayGOみたいな地獄コンテンツもある訳だし、僕がいじけているだけで、みんな結構ギスギスするのを受け入れられてるのでは……?
そうだったらいいなぁ、とは思います。

不快感が無い事、失敗しない事、やらかさない事、イキらない事
そんなアニガサキみたいな作品が面白くなるはずがあろうかよ!(突然の飛び火)

創作なんてイキってなんぼやとは思うんですよ、本当に。特に才能もセンスも無い奴が、誰かの顔色を窺って創ったものなんて、絶対に面白くならんやろとは思います

ただまぁ、アニガサキ2期のせつ菜回とか、鎌倉回とかの徹頭徹尾、思いやりと優しさを伝えてくるエピソードは普通に好きなんス。あれはとても素敵な話だと思います。
まぁせつ菜回と鎌倉回は、物語の開始時点で8割の問題は片付いている状態からのスタートなので、素直に楽しめましたよね。
あまり重たい問題を解決しない時のアニガサキ、問題自体が大した問題をではない時のあの優しい空気感はめちゃくちゃいいほうに作用します。お前ニジガクの事ホンマに好きなんか? ばかにしているだろう。

意外ともうギスギスしてもいいのかもしれない。学マスという作品は狼煙かもしれない。

と思ったんだけど、まぁ言うて学マスのギスギスに関しては結構気を遣ってギスギスしている印象は受けます。

っていうかこんだけしっかり、鬼滅の刃ぐらい心の声で語りまくってるから、キャラクターの本心が文字情報として間違えようが無いぐらいにきっちりと描かれているから、ギスギスしても茶番だって事がちゃんとわかるんですよね。

いやだって、心の声としてテキストとしてしっかり書いてるわけで、キャラクターの心情描写を絶対に読み違える事が無いんすよ。だってそう書いてるからそれ以外の解釈なんて許さないって事じゃないですか。

流石に心の声としてバチコリテキストで書いてあんだから「こいつはこういう事を考えている」という情報に対して、AさんとBさんで見解が異なる事はありえない訳ですよ。
「ことねは咲希がキラい」これは絶対情報なんです、分かりますね? これで違ってたらどうしろってんだよ……程度問題はあるかもですけどね。

でも、心の声が聞こえないから……()で括られた気持ちが見えないから生まれる感動は絶対にあるでしょう?

「クゥクゥとすみれがギスギスしているのがイヤ」っていう人もいるかもしれないんですけど、そんなもんクゥクゥがすみれの事を本気でウザいと思って言っている台詞じゃない事ぐらいは流石に分かるじゃないですか。

クゥクゥはみんなで楽しいスクールアイドル活動がしたい。
何よりも「今」が欲しかったんです
自分が中国に帰るとか帰らないとか、そんなくだらない事を気にして誰の顔も曇らせたくない。例え一年生に合わせてヌルい練習をして、それで中国に帰る事になったとしても、今が楽しければ。
スクールアイドルとしてみんな笑顔で楽しければ、それが何よりも欲しかった時間な訳で、クゥクゥはそれでよかった。

けれど、すみれはみんなとの楽しいスクールアイドル活動を犠牲にしてでも……一年生を足手まといと切り捨てて「未来」を狙いに行った。
誰かを傷つけてでも、一番の恩人であるクゥクゥと3年間一緒に居る為に。

クゥクゥは事あるごとに自分を心配してくるすみれが鬱陶しくてしょうがないわけなんです。自分の夢を邪魔するすみれが大嫌いなんです。

でも、ステージの上で輝くすみれの事、自分を心配してくれること、ノンフィクションで見せたあの輝き、スクールアイドルが大好きなクゥクゥは、その輝きを絶対に否定する事ができない、つまり大好きなんです。

「大嫌いで大好き」という言葉は、照れ隠しでもなんでもなく、きちんと同時に存在する熱い気持ち。クゥクゥの心の底からの言葉なんです。

ここまで書いたけど死ぬほどわかりづれ~な!!!!
これも正解か分からんし!!!!!!!!!

でも、やっぱり()で括られて表現しちゃダメだとは思うんですよ。だって、人の心なんて文字で表せるものじゃない訳だから。
分からないものを、伝わらないものを分かろうとすることが愛なんじゃないデスかね!!!!!!!!!!! (めちゃくちゃ綺麗にまとめた)

まぁ、伝わらない、分かってもらえないのって、普通に作品対する低評価に繋がっちゃうからね……
何事も分かりやすい方がいいって言われたら、本当にそれはそう。その通り過ぎて何も言えない。

でもなんかこう、俺はもうちょっと分かりにくいものを愛しいと思うんだよ。タンクゥクゥの分かりにくさこそ、僕が愛する所以なんだ。

つまりクゥクゥちゃん好きだよ……これが結論さ……(何が?)

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