題:「断定的推論文章、日蓮仏法について」


2022・12・2

記す   真王 蓮明


サブタイトル:

   「浄土真宗」より、はやかった(おそらく、、、)、

   日蓮仏法の、「肉食妻帯」的発想(在家信者の成仏の確立)の仏教への組み込み


 日蓮仏法は、「愛」の理論を、日本では、ほとんど一番最初に導入した超画期的仏法、という言い方ができることを、発見した。在家信者全体が、成仏できる道を確立した、という言い方もできると思います。

 四条金吾は嫁がいて、南条時光は、子供で母がいた。女人成仏は当たり前、、、、これだけ並べた場合、圧倒的に、在家仏教が花開いていることに気づく。在家仏教、と、一言で言いますが、これは、「愛ある家庭の成仏のための修行実践」というと、そのすごさがわかる。「肉食妻帯」というと、親鸞聖人の浄土真宗の専門用語であるが、それより、おそらく、そうとう早くの時期での、日蓮仏法の、在家信者信仰の確立だろう。おそらく、権力と結託していなかった、日蓮仏法であったため、行政(幕府、日本国)から、「専門用語の、公式発効」がされなかったために、わかりにくいのだろう。浄土真宗は、「肉食妻帯」であり、日蓮仏教と、よくにているかたちのようにおもわれるが、決定的に違うのが「生、への歓喜」であろう。浄土真宗の思想では、「生、への歓喜」は、このときは、もてない発想であったはずである。死後の極楽往生を願うからだ。当時の日蓮仏法は、わたしから見れば、もはや異常なばかりの、エネルギーというか、情熱、というか、心のエネルギーが発露していたかもしれない、、、心のエネルギーの発露をうながす様な作戦であったと、感じる。もともと、根本仏教、小乗仏教から始まった仏教は、「生きることが苦しい」という「生老病死」の苦しみから逃れられるとする仏教が、本当に主流であったはずである。しかし、日蓮仏教は、発想から考えると「現実を変える、この世に幸せを見出す」つまり「生」の歓喜、「生」のことに、受容、うけいれ、歓喜に至る、、、ということ、、、日蓮仏法の凄さがここでわかるのです。この時代は、飢饉、疫病、干ばつ、、、これらが日常茶飯事だから、浄土宗だったんです。極楽往生ということです。ところがですよ?日蓮仏法、地上天国創造ですよね、、、十中八九死んでしまうような状態も、たくさんありあり、だったででしょうね。だから、盛り上りなんて、まずもって、考えられない発想です。なのに、農民までもが信者となって大受け、はてはufoまで(?)出現したみたいですよ。この超フィーバー的な状態は、恐ろしいと思います。だから、権力者が、恐れて迫害したんでしょうね、、、

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