ブラック・ミラー シーズン6レビュー〜時間がないやつはこれを見ろ(もちろんネタバレなし)
時間ない人用に先に結論から書く
総評☆4 見た方がいい
見たほうがいい
一話「ジョーンはひどい人」☆4(見た方がいい)
五話「デーモン79」☆3.9(一話ほどじゃないが見た方がいい)
人を選ぶ
二話「ヘンリー湖」☆3.5(ブラック・ミラーぽさを全開を求める人以外は見よう)
時間あるなら見てもいい
三話「ビヨンド・ザ・シー」☆2.99(俺は勧めないけど世界が勧めてるので)
四話「メイジーデイ」☆2.5(俺は好きだけど、君が好きだとは思わない)
1話「ジョーンはひどい人」
今回の優勝枠、まさにブラックミラーという作品。
ただひとつ欠点を言うとつかみまで少し時間がかかる。他は全ていい。宇宙船カリスター号やサンジェロペニなどの超人気作と比べると、面白さの爆発力は遜色ないが延焼時間が短いと思う。
大好き。
これ見て微妙だったら今シーズンは他のを見る価値がないかもしれない。
☆4(見た方がいい)
2話ヘンリー湖
ジョーダン・ピールを感じる作品。展開は読みやすいが、演出の仕方がよい。ただ尖ってるわけではないのでハマる人にめちゃくちゃハマるという感じはしない。良くも悪くもブラック・ミラー的味つけとジャンル映画的味つけがミックスされてなく、メインディッシュを食べ終わったあとにデザート出てくるみたいな作品。どのジャンルかは君の目で確かめて見てくれ。好き。
☆3.5(ブラック・ミラーぽさ全開を求める人以外は楽しめる)
3話「ビヨンド・ザ・シー」
演技を鑑賞する作品。設定の妙が光るが誰が見てもわかるご都合主義感があり、それに対して説明がない。全てが演技を演出するための舞台装置にしかなってないから物語としてみると良くないと思う。同じようなカットが多く1時間20分あるにしては無駄に見える時間が多い。
それでも世間では好評なのだけど個人的には見なくていいと思うという天秤に揺れ動く作品
☆2.99(個人的には見なくていいと思うが、世間の評価を総合的に考えると人を選ぶとしか言えない)
4話「メイジーデイ」
前半は音楽の使い方や、演出がかなり安直で明らかに手を抜いてるように感じる。小学生のころ合唱では強弱をつけるのが重要だと教わったが、そのお手本といえるだろう。前話と比べて40分代に抑えてるのも好印象。ちょっとしたキャラが可愛らしい。だけど少し弱の部分が長すぎて人に勧めづらい
☆2.5(俺は好きだけど見た方がいいかと余命三ヶ月の恋人に尋ねられたら百パーセント首をふる)
5話「デーモン79」
異端作。設定はツッコミどころはあるけど面白い。物語も起伏が激しいわけではないがテンポがよくて悪くない。でも一話「ジョーンはひどい人」のほうが物語としては面白いと思う。あと無名キャストに絶世の美女がいる。読んでたら結婚してください。
☆3.9 「一話の次に見た方がいい作品」
総評
今回のブラック・ミラーはある意味で転換期に入っている。このシリーズは、元来テクノロジーという観点で現代社会を切り込んでいくというのが定形になっていた。しかし、今回はそういった形式は一部を除いて消えている。
しかし、悪趣味さは今作にも引き継がれている。これはある意味で、表面的になぞっているだけだ。
でも僕たちは現実が悪趣味なのを知っているから、そんなブラックミラーが好きなのかもしれない。
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