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【カゲクマ店長の怪談】003_夜中の編集作業

これはちょっと前に私が体験した話なんですが、
夜中に趣味の動画の編集作業をしていた時の事です。

その日はシーンの絵と音を合わせるミッス作業をしていまた。

この時やっていたのは遊郭を舞台にした作品で、
花魁が赤ちゃんを連れて炎上する遊郭から脱出するというシーンが有りました。

私はこのシーンに合う赤ちゃんの声を探し、
フリーの音源やら有料の物やらと聞いて回っていました。

やっとイメージに合う音を見つけ、
キリもいいし少し休憩をと思った所で聞こえてきたんです・・・

赤ちゃんの泣き声が‥‥
うんぎゃ・うんぎゃ・・・と遠くの方で泣いているような。

サンプル音源が再生されているのかと思い確認しますが
音は止まっていました。

私が住んでいる部屋の近くには赤ちゃんがいるなんて事も有りません…

時間が時間でしたし、ホラーな想像をしてしまって、
私の心臓はドッ ドっ早鐘を打っていました。

ふーと息を吐いて耳を澄ましてみます。

何も聞こえてきません・・・

ああ…きっとサンプル音源を聞きすぎて空耳でも聞こえたんだろうな…
そう考えるとなんか納得できて凄く安心したんですよね。

さて、飲み物でも飲んでもうひと頑張りしよう。
そう思って部屋の扉を開けようとしたとき。

キャハハ

何とも言えない声が耳元で聞こえたんです。

アレは何だったのか?

全く分かりませんが、ひどく不気味な体験でした。

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