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新米きもの屋さん~大切な一枚~

どうも!新米きもの屋さんです。

今日は、私の大切な一枚の着物でもある”色無地”を知ってもらいたい。

きもの屋さんになって1年目。
なにも着物を持っていない私は、「何か着れそうな着物ない⁉」そう母に聞いてみました。そこで出てきた一枚が、藤色の色無地でした。

ここで、ちょっこ色無地についてご紹介。
色無地を簡単に説明すると、変幻自在なカメレオンみたいな着物です。フォーマルなキラキラの袋帯を締めれば入卒などの正装に、カジュアルな名古屋帯や半巾帯を締めれば普段着に変身します。一枚でフォーマルにもカジュアルにも着ることができる着物なのです。

ただ、私に譲られた着物は寸法が全然合いませんでした。祖母に比べたら、身長も裄(ゆき:腕の長さ)も私の方が大きいです。

でも、不思議なもので着物って仕立て直しができるんですよね。
私も、早速相談してみたました。

「新米ちゃんの寸法に直せるよっ!」と嬉しい答えが返ってきました。そして、初めて自分の寸法で着物をお仕立てに。

「新しいものが売れるのも嬉しいが、持っているならわざわざ買う必要はない。まず、持っているものを着てください。」よく上司がお客様にいう言葉です。私もその一人。祖母の着物をこれからも受け継いでいくつもりである。
「きもの屋さんに行くと、囲み販売で買わされる」とイメージがあると思いますが、こんなきもの屋さんもあるんだよと知ってもらいたい。

入社して1年目の3月。
4女の小学校の卒業式に、色無地を着て参加しました。残念ながらコロナで式には出席できませんでしたが、私の目標は一つ達成です。

こんな私の独り言をきっかけに、ご自身の着物を見直してもらえてらなんて思っています。



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