今までのキャリア振り返りと今やっていることなど

私は2004年に新卒で社会に出たのですが、気がついたら16年近く経っていました。育児休業期間のうちにキャリアの振り返りを綴っておこうかと思います。

私は新卒でNTTデータに就職し、グループ会社への出向なども経験しつつつ丸10年間働きました。

最初はグループ会社のWindows系の故障解析チームに属しており、OSのメモリダンプの解析ツールなどめちゃくちゃコアなプロダクト開発に携わっていました。C言語を使っての開発でしたが、元々大学で学んでいたのでそれが役になった感じでは有りました。WindowsということでVBなどの解析やサンプルプログラム作成もやっていましたね。出向後半はミドルウェアの仕事が中心となりSharepointやIIS、SQL Serverなど一通りの製品を使えるようになりました。

6年目に出向復帰してからはシステムパフォーマンス改善の業務に従事しました。システムパフォーマンスというのはシステムにおける入口から出口まですべてに精通していないと解決できない非常に難易度の高い問題解決業務でして、OS/ネットワーク/Webサーバー/APサーバー/DBサーバー/NoSQL/クラウドなどの一連の技術を習得し、ここでの経験が私のIT技術者としての力を大きく伸ばしてくれたとも言えるかと思います。また技術力だけではなく、利害の相反する顧客やプロジェクト関係者に対してきちんとした説明を行うことで、プレゼンテーション能力や調整力も磨かれたかと思います。

特定の顧客を持たない技術系の部署に属していましたので、主な仕事は当初は炎上プロジェクトの火消しがメインでしたが、後半は炎上させないためのプロアクティブな支援が増えてきて、最後はコンサルに近いような仕事もやっていました。

ただ仕事としては楽しい仕事もあったのですが、非常に精神的に辛い案件も多く、、あと元々エンタメが好きだったこともあり、増えつつあった金融系の仕事にはあまり興味が持てないこともあり…転職を考えるようになりました。

特に大きかった体験が某エンタメ企業の新システム構築のサポートに行ったときです。経営計画もわりとめちゃくちゃだし、組織も人も管理されていない状態だったんですが、やはりエンタメに携われるというだけで自分自身仕事は楽しかったですし、かつ現場の人達も非常に苦労をしているけどみんなエンタメ好きで、フェスになると社員がいなくなるというのも衝撃を受けました。こんな職場があるのか、世界は広いなあというのが正直な感想でした。


そんなときにたまたまご縁がありまして、2014年からはテレビ東京に転職して主にコンテンツビジネスの仕事に携わっています。心で望んでいるとチャンスが向こうからやってくるというのは本当なんだなと思いました・・・。

メインとなる仕事はテレビ東京の強みでもある経済・報道コンテンツの配信事業です。基本的な業務はVODの配信サービスの企画・開発・運用という感じですが、映像コンテンツという枠組みを超えてよりビジネスパーソン向けの事業展開をやるべきと感じ、企業研修事業などBtoBビジネスへの参入も積極的に行っています。

SIerにいるときはあまり外に出る機会はなかったのですが、今の会社に来てからは外部のセミナーなどにも積極的に登壇しています。個人的な考えですがメディアには非常に面白い人も多いので、もっと個人が積極的に情報発信などをしていくべきかなと考えています。テレビというのは本来視聴者から製作者が遠いメディアだったと思うのですが、昨今はWebメディアの隆盛もあり、見る人と作り手の距離が非常に近くなっていると思いますので、マスメディアと言えども時代に合わせた対応が必要かなと。特にエンジニアやBIZDEVの人材はどの会社も優秀なメンバーの確保が非常に難しくなっているので、魅力的な職場だということを発信していかないと誰も来てくれないですしね。

去年は一番大きいものだとこんなのにも登壇しました。

情報の送り手がつくる『メディア満足』とは〜博報堂DYメディアパートナーズメディア環境研究所『メディア生活フォーラム2019』レポート(3)
https://www.screens-lab.jp/article/18769

さらにビジネスマッチングアプリのyentaのエヴァンジェリストを拝命したりもしています。

https://yenta.talentbase.io/yenta/events/38

という感じでまとまりはないですがキャリアの振り返りといまやっていることをなんとなく書いてみました。

今後の投稿では具体的な経験からどういうことを考えて学んできたかということや、読んでためになった本の話、あとはメディアの話、コンテンツの話、開発の話、グルメの話などつらつらと書いていこうかと思います。

よろしくお願いします。

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