東京コミコン2019に行ってきた
初年度から毎年行ってるんですけど、今年は土日の二日間行ってきました。
まあ毎年「運営がクソ」と言われるのは他のイベントでもありますけど、ある意味野外フェス並みのサバイバル力を試されるイベントでもあります。
初っ端から雨の中長時間並ぶという中々の苦行。これコスプレ入場列なのでみんな荷物大きいんですけどね。寒さはそれほどじゃなくて助かったけど。
結局なんのイベントかってざっくり言うと日米ポップカルチャーの祭典です。
Comic Conventionというわけで本来はアメリカでアメリカンコミックを主題としたイベントとして発祥したものなんでしょうけど、アメリカ各地でのコミコン同様日本のものも運営母体が違うんで独自のイベントになってますね。
今年はシティハンターイヤーということでシティハンターブースがあって神谷明さんが来てたり。
あと、いろんな映画の小道具や車があったり、合成写真が撮れるブースなんかもありますね。
で、その運営母体に色々問題があるのか、それがダイレクトに客に直撃してくる悲劇がそこかしこで起きてたようでw
マーベルやDCといったアメコミヒーローの映画やそれ以外の洋画、洋ドラ、海外ゲーム、もちろん海外から招聘される作家のアーティストアレイ、そしてハリウッド俳優のサイン・撮影会などをあの規模でやっているのは日本で東京コミコンだけなので頑張って楽しいイベントにして欲しいもんですけどね。
で、俺は2年目からコスプレファッションショーのステージでパフォーマンスさせて貰ってるんですけど(一般人が応募して当選?すると参加できるやつです。別にギャラ貰ってるわけじゃないです)過去2回は中邑真輔のコスプレで入場パフォーマンスして「一番すげぇのはプロレスなんだよ」って言ってたんです。
スパイダーマンやバットマンのコスプレばっかりの中でプロレスが一番って言うのはなかなか気持ちがいいものですw
よく言われるんですが「なんでコミコンでプロレスなんですか?」って。
What?
いやいや寧ろ「なんで東京コミコンはWWEを扱ってないの?」の間違いですから。
WWEはフィギュア、ゲーム、コミックになってるし、世界最大級のスポーツエンターテイメントとしてアメリカンポップカルチャーど真ん中でしょ?
アメリカのコミコンならWWEスーパースターが来るし、おもちゃも限定品まで売ってるし、コスプレの人も沢山いるのよ。
客が知らないのはいいとしても、アメリカンポップカルチャーを広めようってんなら、ちゃんと拾わないとダメでしょ。
バックドロップさんとか出展してくんないかな…。WWE公式には出展しましょうよ!って呼びかけてるんですがw
というわけで納得いかないので、いつか本物のスーパースターが来るまで俺の挑戦は続くんですよ。実際、俺のステージ見て興味持ってプロレス見てくれた人がいるらしくて狂喜乱舞。
で、3回目も同じことするのはさすがに芸がないなぁ〜と思いまして。
ちょうど11月29日からファイティングファミリーが公開になるなぁと。
ペイジがWWEで活躍していくのを描いたロック様製作・出演の映画。日本公開が決まってめちゃくちゃ楽しみにしてたんですが、評判も上々。
でもWWEファンは観るだろうけど、プロレス興味ない人でもやっぱ伝わるものがあると思うので、特に洋画民には推したいじゃないですか。てかMCUなんてプロレス技めっちゃ使ってるからな(絶対アクションコーディネーターはプオタだと思ってる)
なので、それをネタにしてみようと。
WWEジャパンさんに聞いてみたら軽い感じでOK貰ったんですが、配給さんにも確認してくれって言われて、あつかましくついでに「ポスター提供してもらえませんか?」って言ってみたら、なんと快諾頂きポスターも使っていい、と。やったぜ!
というわけで頑張って準備。
テーブルです。
We want table!! We want table!! We want table!!
やはりWWE、アメプロと言ったらテーブル葬みたいなとこあるじゃないですか。
日本でもやるけど、とにかくアメリカ人はリング下から机が出てきたらクリスマスプレゼント開けた時くらい歓喜の声あげますからね。
ステージの上で短時間でできて、なんじゃあれ?って思わせるのはこれだなと。
で、ペイジ役と俺をチョークスラムして机に落とすショックマスターさんを確保。台本作って、イメージ動画まで作って(俺が地方住みなので本番まで練習とかできないので)当日に備えました。
もちろん本物の机は「俺が危ない」のと「ステージ上を汚せない」ということで、「運びやすく適度に壊れやすく片付けやすい」という条件のもとで制作されました。
最初ベニヤ板で作ってみてどうにもいかなくて、ホームセンターうろうろしてたら作業用足元マットとかいうパズルピースみたいに組み合わせできるやつ見つけた時は神に感謝しましたね。もう2日前とかでw
ところが柔らかい素材で不安定な足で立たせるのがギリギリで不安いっぱい。
で、当日、一回組み立てて一緒にステージに出る友人たちとリハしてたら他のコスプレさんが普通の机と勘違いして寄りかかってセルフィー撮っちゃったりなんかして、机が歪んで足が取れかける緊急事態w
まさかマットに木目壁紙張っただけのものを本物の机と勘違いされるとは思いませんでしたw
で、待機してる間必死こいて直してるのに、もうなんかバタバタしてるからぶつかってくる人やスタッフ。完全に足の接着面が取れて顔面蒼白(むしろ真っ赤)。
むりやり黒テープでごまかして見たけどテーブルとして立つか、が一か八かみたいな状態で「とりあえず置いた瞬間に崩れても凍りつくのはなしな」「いざとなったら壊れたテーブルに叩きつけて、そこへキャタピラーな」とか言ってたんですが、テーブル運びを担当してくれたショックマスターがうまいことやってくれまして、なんとか俺が叩きつけられるまで無事でした。
ただ、配給さんには「お客さんに見える形でポスターは破損しないで」って言われたのにバタついたせいで一枚よけそこねてしまったのが申し訳なくて…。
でもおかげさまで「なんだか分かんないけど面白かった」という評価を頂き刺さる人には刺さったな、とw 外国人のお客さんは案の定「ヒャッハー」って声が聞こえるほど喜んでましたねw
あとプロレスに興味出てきたし、コスプレしてみたいとまで言ってくれる人もいて、グダグダな三文芝居でもやった甲斐があったと思いますw
というわけで来年も「一番すげえのはプロレスなんだよ!」って気持ちで参加したいので、運営さん頑張ってw
サポート頂けたら…どうしよっかなぁ〜。答えはもちろん、イヤァオ!