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暑い東川町 夏の記録は?

きょう18日で5日連続30度超

各地で真夏の暑さが続いています。東川町の最高気温は7月14日(水)の30.8度を皮切りに、15日(木)が32.8度、16日(金)が32.9度、17日(土)も33.2度まで上がり、きょう2021年7月18日(日)も午前10時半過ぎに早くも30度を超えました。5日連続で真夏日です。

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連続真夏日の記録は8日間

東川町の過去の夏を振り返ってみます。町内で気象庁による気象観測(アメダス)が始まったのは1977年(昭和52年)秋と比較的最近です。以後、気温が30度以上になる真夏日の連続記録としては8日間が2回あります。

1回目は1997年(平成9年)7月21日から28日で、特に25日から28日までは4日連続で最高気温が33度超という厳しい暑さでした。

そして2回目は記憶に新しい2018年(平成30年)。この年は97年以上に厳しく、真夏日が7月25日から8月1日まで続いたうち、26日と28日~31日の計5日間が33度超、さらに29日には観測史上第2位の35.8度、31日には3位の34.9度を記録するという猛烈な暑さでした。

今年もそうですが、97年、2018年の2回とも7月中下旬から8月初旬に連続真夏日を観測しています。東川町や周辺では、ちょうどこの時期に暑さのピークを迎えることが多いのかもしれません。

観測史上最高は36.1度

ただ東川町の観測史上最高気温は6月、それも初旬に観測されました。2014年(平成26年)6月4日の36.1度がこれまでの最高です。過去に36度台はこの1回だけで、2位以下は35度台も2018年の1回だけ、残りは34度台で続きます。10位で34.2度でした。

詳しくは気象庁のホームページのリンクをご覧ください。暑さ、寒さのほか降水量、風速などさまざまな記録が載っていて参考になります。ちなみに東川町の場合、最高気温ベスト10の8までは2010年代以降に観測されていて、温暖化の影響か近年になって夏の暑さが厳しくなっている印象も受けます。

今年は新記録の可能性?

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ところで怖いのは、この先の予報もずっと30度超が続いていることです。上はウェザーニューズによる7月18日午前11時ころの予報ですが、あす19日(月)以降も最高気温は30度を超える暑さが続き、22日(木)まで真夏日が続くとの予報。この通りになれば9日連続真夏日で、新記録になります。

予報では23日(金)も最高気温29度で、翌日から26日(月)まで再び真夏日の30度超が続きます。この通りなら9日連続のあと1日空いて3日連続、もし何かのはずみで23日も30度を超えれば13日連続真夏日という大記録(?)を樹立するかもしれません。想像するだけで汗が出る..

過去には6+4や7+5も

実は、連続記録にならなくても暑さの厳しい年はあって、例えば1994年(平成6年)は8月2日から7日まで6日連続のあと、8日の29.1度を挟んで9日~12日まで4日連続真夏日という年がありました。

さらに1989年(平成元年)は7月24日〜30日の7日連続のあと、翌日から29.7度など3日空いて、8月3日~7日に5日連続で30度以上を観測しました。今年もかなり暑いのは間違いなく、地球温暖化の影響も感じさせて不気味ではありますが、過去に似たような年がなかったわけでもありません。

「夏暑く、冬寒い」のは東川町や旭川市など、上川盆地の宿命であるような気もします。

暑い夏は豊作を期待

ところで暑さの厳しい年は、豊作になることが多いようです。道内のコメ作況指数(100が平年作)が戦後最悪の40まで落ち込んだ93年(平成5年)大冷害の夏は、7〜8月も最高気温10度台という日が続き、真夏日を観測したのは夏も終わろうとする8月26日の30.8度1回だけでした。

熱中症対策など油断できないこの暑さですが、冷害の恐ろしさを知り尽くす農家にとっては歓迎すべき暑さだったりもするわけです。



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