マガジンのカバー画像

日本神話の探求「イザナギとイザナミ、鬼界カルデラ噴火」

9
九州南端に日本の始まりの真実がある。
運営しているクリエイター

#日本神話

神代三稜巡り旅 1/2

 神代三陵とは、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)、鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)の三人の御陵(以下お墓)です。それぞれ神武天皇の曾祖父、祖父、父、となっていますが、もちろん正確なことはわかっていません。  三人とも日本神話に登場する神々ですが、実在した人物が元になっている可能性はあり、またその場合天皇家の直系である可能性も高いでしょう。  今回、この三陵を一気に巡ってきました。  神代三陵は日本の原点であると私は考えています。  

鬼界カルデラ 日本神話の世界へ旅を終えて

 自分でもよくわからない不思議な力に導かれるまま鬼界カルデラを訪れて、今まで漠然としていた点のひとつずつがようやく実感として線で繋がったように感じました。  現地に行くことは大切だと思いました。机の上だけでは分からない事があるものです。特に当時の人たちの心を理解する上で、現地での活動は欠かせないものです。  さて日本神話の話に戻ると、イザナギは黄泉の国から帰って来た後に、アマテラス、ツクヨミ、スサノヲの3大神を生み出します。  そして日本神話で最も有名な、天岩戸の出来事が起

神住みたもうドンドコ島「薩摩硫黄島」

 早朝4時にドンドコ島を目指して宮崎市を出発した私は、今回の話のスタート地点でもある都城の檍神社へ参りました。  昨晩の天気予報では、旅の間は全て雨天、しかもかなり大荒れの予想ということもあって、今回の旅に当たっては神様に見守っていただくようにお願いしておく必要を感じました。  神域をうろつくのだから、一応報告しとかないと失礼だからね。  御加護もあったのか、少しずつ天候が落ち着いて雨が止んできました。  まずは大隅半島の垂水から、鹿児島湾を横断して薩摩半島の鹿児島市側へと