G検定受験について
はじめに
この記事は、AIの基礎知識はまったくないただのサラリーマンが執筆しています。ただのサラリーマンが突然上司に指示され、G検定にチャレンジした記録となります。
G検定とは
G検定は、AI・ディープラーニングの活用リテラシーを養うための試験で、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催しています。ディープラーニングやAIに関する技術的手法やビジネス活用に必要な基礎知識を持っているかを評価します。
G検定とは - 一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式】 (jdla.org)
受験した感想
AIの基礎的知識に関する出題が多いため、AIについて学び始める方にはおすすめの試験だと思います。業務を進めるうえでAIを使ってこんなことができそう!などなんとなく理解できました。また会社でも「DX」がトレンドにもなっており多少昇進にも有利かと思います。
私は2024年3月(G2024#2)に初めてG検定を受験し、現在結果待ちの状況です。合格してないんかいっ! ツッコミが飛んできそうですが、きっと合格しています。
→ 3月25日無事合格していました!
試験内容について
問題数は200問程度と言われており、G2024#2では191問でした。 内容は8割程度が以下で紹介する問題集で触れられている問題でしたが、選択肢が長文・難化しているような印象でした。
印象的だった問題
1.ランダムサーチ/グリットサーチ/標準化/ファインチューニング/DCGANなど用語の説明について正しいものを選ぶ(問題集より回答の選択肢が長文で単語だけ拾うのではなく理解している必要がありました)
2.分類問題で利用される誤差関数を選ぶ
3.イテレーションと誤差関数が軸のグラフで過学習の状態を選ぶもの
4.通常の確率問題:袋の中に2色・数字が書かれたボールが入っていて~を取り出す確率を求める
5.通常の微分問題:以下のような関数が極値をとるときのXとして正しいものを選ぶ(微分結果=0の時のX、以下ではX=0,1 が正解)
注意点
・電卓を準備する(上記4の問題で、電卓(アプリ)を開くのに少し時間を使ってしまいました)
・紙とペンを準備する(上記5の問題がもう少し難しくなってくると必要そうです)
・問題文はコピーできない仕様のため、試験問題をChatGPTに入れることは難しいと思います。OCR(画像からテキストを認識する)と組み合わせればできなくはなさそうですがおそらく時間が足りません。
勉強方法
様々な合格者の投稿を確認し、45時間程度の勉強しました。
【前提】
AIやプログラミングの知識はほとんどなし(VBA少しできる程度)ですが微分、行列、確率の知識は有り。カンペはしっかり作成し、活用する前提で勉強しました。(ネット検索の時間はほとんどありません。)
【試験3週間前から勉強開始】
以下テキスト(通称白本)を1周読み、以下問題集(通称黒本)を1周実施しました。はじめは馴染みのないカタカナや英語の略語が多く大変かと思いますが頑張りましょう!
【試験1週間前】
STUDY AIで練習問題を受験しました。時間を計り模試の感覚での実施をおすすめします。この時不合格で焦りましたが、本番より問題数が多く難しいように思いますので投げ出さないよう頑張りましょう。
【試験3日前】
不正解箇所を中心に問題集(黒本)2週目を実施しました。また今までやってきた問題集が全問正解できるようカンペを充実させました。
試験当日
パソコンはデュアルモニター以上必須です。片方の画面で試験、もう片方でカンペを開いてください。私は1つのワードファイルに全てまとめて「Ctrl+F」でどんどん検索していくスタイルでした。問題の4割程度はカンペを使用せず即答し、残り少し不安なものも含めカンペを使用しましたが、時間ギリギリで何とか終えることができました。
8割程度自信をもって回答できたので、おそらく合格していると思います。
以上、G検定受験の実体験について、なるべく具体的に解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
以降有料ですが、私の作成したカンペ(Microsoft Wordファイル)を公開いたします。作成に10時間以上かけて、G検定のほとんどの問題に対応できていると思います。カンペ作成時間を短縮されたい方はご活用ください。
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