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Local UIFlow公開

12/6 にLocalサーバーで動くUIFlowが公開されました。

5~8が各環境向けのLocalUIFlow

5月に行われたイベント(M5 Japan Tour 2023 Spring 東京 教育編)での告知で知らされていたのは、CM4Stack用のものでしたが、Windows11、MacOS、Ubuntuそれぞれの環境向けが公開されています。

Lang-Shipさんの記事

を見ると独自サーバーのIPを指定して動かすようです。なるほど。

授業でLocalUIFlowを使用するメリット

授業において、LocalUIFlowを使用するメリットを考えてみました。

バージョンを固定できる

インターネット上のUIFlowだと、バージョンアップによって手元の実機とバージョンがどんどんずれていくので、その度にファームウェアを焼き直すのですが、1クラス分(30台ほど)あるとその都度焼くのは骨が折れます。
これで、問題なく動くようならそれにこしたことはありません。

通信料がかからない

現在、インターネット上のUIFlowを使用するにあたって、生徒用Chromebookは学校のWi-Fi経由でインターネット上のUIFlowに接続しています。

ところが、M5SticKC Plusには、学校のWi-Fiとは別にインターネット環境を用意して、そっちのネットワークからインターネットに出てもらっています。これは学校のネットワークに外部機器を接続できないための苦肉の策です。ただ、特にトラブルなく使用できているので、その点は問題ありません。

唯一、通信料がかかるのが別途インターネット環境を用意しなければならないことのデメリットです。まぁ、1回の授業で1GBほどなのですが。
これが、LocalUIFlowだとかからなくなります。

…とまぁ、いいことずくめのように感じられますが、もちろんデメリットもあります。

デメリット

実は、今学期、開発途中のもの(CM4Stackで動くやつ)を使用させてもらっていたのですが、勤務校ではLocalUIFlowの稼働しているCM4Stackに、学校のChromebookでは正常にアクセスできませんでした。M5SticKC Plus側は特に問題なく接続できていましたが、問題は学校のChromebookです。

すんなりアクセスできるChromebookもあれば、5分くらい読み込みに時間がかかるChromebookもあったりと、その症状の差が何によるものかがよくわかりませんでした。あるのはうまくいかない個体がある、という結果のみ。
しょうがないので、生徒には先にアクセスしてもらって、その画面で待っていてもらい、その間に説明等を黒板でして5分くらい時間を稼ぐというゴリ押し戦法で2、3回の授業は無理に使いました(一応できないことはない)が、常に数人はうまくいかない生徒が出てきたりと、授業を展開する上では、かなり苦しい状態なのでやめました。

私物のWindows機からのアクセス、および、外部でやってるSTEAM教室で、別の団体が所有しているChromebookで、LocalUIFlowを試行させてもらったときは何の問題もなかったので、おそらくは、学校のChromebookのなんらかの制限がその原因になっているものと考えられます。

不具合のフィードバックをしようにも、勤務校の環境をうまく説明できない(具体的にどのように制限をかけられているのかが現場には知らされていない)のと、特に特別な操作をしているわけではなく、起こるというのが、原因の切り出しが難しそうな部分です。

結局、その後、今学期の授業は、スムーズに授業展開をしていくために、従来方式に戻しました。従来方式がうまくいきすぎるんだよなぁ…。

正式版ではもしかしたらうまくいくのかもしれません。冬休みに学校のChromebookで試してみようと思います。

※追記
詳細を記述されている方がいました。


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