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有栖川先生と一穂先生のライブトーク

先日行われた有栖川有栖先生と一穂ミチ先生のライブトークをアーカイブにて拝見いたしました。
ライブレポート投稿者にサイン色紙プレゼントとお聞きして、つたないながらもこの感動をお伝えしたいと思います。


まず、視聴しました私について。
三十代女性既婚2児あり共働きで、隙間時間に趣味を楽しんでいます。

私と有栖川作品の出会いについて

世代的に金田一少年やコナンくんが必修科目状態でした。
そこから色んなミステリがあることを知りました。
小学生の頃、赤川次郎先生の三毛猫ホームズから読み始めました。幼い時分ってキャラクターがしっかりしている小説って読みやすいんですよね。
本格ミステリに手を出したのは中学生に入ってから。難しいながらも読み進めていきました。
そんな中、姉に有栖川有栖先生の火村シリーズをおススメされて有栖川先生のファン人生が始まりました。
ライブトークの中で一穂先生が仰られてましたが、シリーズが長いとこんなに読める喜びがあるってうきうきしますよね。
火村とアリスと共に関西や時には岩手を旅しながら、謎解きを読むのは旅行しているようで楽しかったです。
二十歳の頃、学食でカレーを頼むと火村とアリスの出会いに思いを馳せて、人生と共に二人の存在がありました。

ライブトークではサザエさん時空に生きている彼らのそれゆえの問題点を一穂先生が鋭い目線で切り込んでくださいました。

警察との距離感問題
火村の禁煙問題
ブルーバード問題
サブキャラクター活躍問題
ドラマ化
(順不同です。記憶で書いてるので)

長らくファンだからこそ、共に時を刻んだからこその視点。
一穂さんも有栖川作品の大ファンなんだなあと嬉しくなりました。

そして、2005年ごろの一穂先生が書かれた有栖川先生へのインタビュー記事読みたいです。
だって両方のファンなんですもの!

というわけで、
一穂先生と私の出会いについて

先生方が読まれるの覚悟の上で、書かせて頂きますが。
私、一穂先生の作品に出会ったのは先生が同人作家されてる頃です。
大好きで大好きで、当時スケッチブックに書いていただいたこともあるんです。
その頃から先生は中学生でも読める文章で書くということを意識されていたようでした。
ライターの真似事を~と先生は仰ってましたが、実は今でも阪急梅田駅コンコースが解体されるときの記事、いまだに読み返すほど好きですよ!
商業デビューされてBL作家になられたことは後から知りましたが、全部追いかけて読みました。
細部まで描写される登場人物の心の内の言葉が、私の感情を揺さぶって泣いたり、くすっと笑えてきます。

特に好きなのはoff you goの佐伯さんと静さん、ふさいでの設楽さん相馬さん。
酸いも甘いもかき分けてきた大人の二人にたまらなさを感じる性分なんですかね。
永久殿堂入りはイエスノーの潮と景です。おうちのありかで救いにくる景王子が好きです。
愚民はただひれ伏すのみ

やや脱線して、熱い一穂先生愛を語ってしまいました。

ライブトーク後半戦は一穂先生の作品について有栖川先生がたくさん話して頂けて、沢山書評をされている有栖川先生だからこその豊富な語彙力と表現力でした。

そして一穂作品を一言で集約した解像度というワード。
解像度が高いからこそ、読んだ我々は体験したことのない人生に共感して感動する。
つまり引き込まれる文章ということなんだと思います。
同じ女性として、『砂嵐に星屑』の女性アナウンサーの生きづらさや子育て女性の辛さに息を呑んだ『ピクニック』は共感しました。

あと私、『回転晩餐会』の美しい情景好きです。
一周する間に起こる夕景と彼と彼女の悲しみ。
櫻井孝宏さんの朗読で更に美しさと物悲しさが増して、何度も読み返しました。

一穂先生のTwitter情報で、アフタートークのアリス健診問題も気になりましたね

そして有栖川先生の次回作でついに学生アリスが読めるのか!
一穂先生の白でも黒でもないグレーな作品はどんな作品なのか!

心待ちにして日々を過ごしていきたいと思います。

つたない文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。


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