安平町立早来学園 見学記録
こんにちは、2025年4月教育移住をめざして小学校を探しているシングルパパです。私の教育移住の検討過程はこちらのマガジンをご覧ください。
さて、2024年1月20日、北海道の安平町主催の「2023冬の現地移住ツアー」に参加してきましたので、その中の早来学園の見学記録を中心にまとめます。
はやきたこども園 見学
私立の認定子ども園ですが、公私連携・幼保連携型で、安平町と連携して運営しているそうです。
運営母体が寺院の寺子屋から始まったとのことで、仏教の思想がベースとなっているとのことでした。
園内もいろいろ案内していただきましたが、一番の魅力は、広い園庭です!都心の園庭のない保育園しかみたことのない自分には衝撃でした。
子どもたち自身がつくったという滑り台などの遊具もあり、馬やにわとりもいて、子どもたちが自由に遊びまわっているのが印象的でした。
この記事の写真は、その滑り台で遊ぶ息子です。
表現が悪いですが「子供たちが放し飼いで遊びまわっている感」がとてもよかったです。園庭がなく「先生に連れられて、近くの公園に遊びに行く」スタイルの保育園とは遊びの自由度・開放度が全然違うと感じました。
はやきた子ども園の中に小学生のための学童のエリアもあります。
また、地域の方のための部屋(?)のような場所もあり、見学に行った日は、子ども園の保護者の方が集まって何か作業されていました。
3,000円払えば、園のおもちゃを無期限で借りられるという制度があるとのことでした。
早来学園 見学
2023年4月に開校した義務教育学校(小学校+中学校)です。
早来学園のすばらしい設備に関するレポートは、ウェブ上の記事が多数ありますので、いくつか貼っておきます。
以下は、実際に目で見て、目の前で説明いただいて、主観的に感じた内容を中心にまとめます。
建物が広いです。当別町のとうべつ学園と比べると、とうべつ学園のほうが校舎内の開放感はあるのですが、早来学園は、建物全体がとにかく広いです。単に学校設備だけでなく、地域の図書館なども一体化されているということがその広さの違いにでているかと思います。
建物も広いのですが、一番印象に残ったのが教室が広いことでした。ウェブなどの紹介記事だとあまり強調されませんが、私は、地味ですがこれが一番のメリットだと感じました。
また、机も小学校用の規格サイズよりかなり大きいものを使っているとのことでした。
教室が広いのは、一般的な前向きレイアウトだけではなく自由に教室内のレイアウトを変えるため、机が大きいのは、教科書のほかにタブレットも置くため、広いほうがよいとの考慮とのことでした。
教育委員会の方に早来学園を案内していただいたのですが、教室の広さ、机の大きさだけでなく、天井をむき出しにしている理由、学年順に教室が並んでいない理由など、学校という空間を本当に熟考して作られたという想いがひしひしと伝わりました。
また、その方が「まだ先生も生徒も遠慮しながら使っているけど、必要なものをめいっぱい掲示したり、自由に教室内のレイアウト変えたり、もっと自由に使っていいのに」と随所でおっしゃっていたのが非常に印象的でした。
学校現場というと、現場の先生が新しいことをやろうとしても教育委員会など上層の腰が重い、という印象がありますが、ここは逆なのだ!と。
「革新的なことをやる先生がきて変わったけど、その先生がいなくなったら旧態依然に戻った」みたいなことは公立校あるあるですが、この安平町は、教育委員会が革新派?なので、上からどんどん進化していくのだろうなという期待を感じました。
体育館で部活をやっていたので「邪魔しないように2階から見学しましょう」と、2階からそっと入ったのですが、それをみた生徒さんが、すぐに「こんにちは!」と元気に挨拶してくれたのが好印象でした。
安平町のくらし
「冬の北海道の寒さが大丈夫かを体感する」が、私の中で大きなテーマだったのですが、結論、大丈夫そうです。
建物内の暖房や断熱の性能がよく、外に滞在する時間も短いので、むしろ東京にいるほうが「寒い」と感じる瞬間が多いです。
イベント内でお会いした移住者の方、イベントと別でお会いした移住者の方に「ぶっちゃけ、移住して困ったことありましたか?」と聞いたのですが、みなさん「特にないですね」という回答で安心しました。
Amazonは数日で届き、Uber Eatsはないとのことでした。
そもそも東京にいても食料品をスーパーやコンビニで買う以外は通販しか使わないので、まったく問題なさそうでした。
うちの息子、絵をかいたり制作したりするのがすごく好きで、今年からお絵描き教室(絵だけでなくいろいろ制作をする)に通っています。お絵描き教室などありますか?と聞いてみたところ、元はやきた子ども園の職員の方が、独立してNPOを立ち上げ、制作教室をはじめた(はじめる?)とのことでした。これはとても嬉しい!
イベントでお会いした先輩移住者の方も、この教室の先生がとても良い方と絶賛していました。
こちら、その場でメモできなかったのですが、その後調べました。以下のFacebookページで告知されている「光のアトリエ」だと思います。
楽しそう!!
あびら教育プラン
安平町の魅力は、学校だけでなく、町の「あびら教育ブラン」の取り組みだと思っています。詳細は省きますがリンク貼っておきます。
追分小学校 見学
イベントの前日に、安平町内にあるもう1つの学校「追分小学校」を見学させていただきました。
当日、息子の機嫌が非常に悪く、あまり満足に見学できなかったというのが正直なところですが、以下見学メモです。
全校生徒100名ほど、1学年10数名の小規模な学校でした。
昭和生まれの私の記憶にあるままの、いわゆる「昔ながらの校舎・学校」でした。
山の上にあるので、体力がつきます、とのことでした。
少人数なので、みんな仲が良い、目が行き届く、とのことでした。
本当にこれといった内容がないのですが以上です。
まとめ
安平町でお会いした方々、イベント関連でお会いした方も、それ以外でちょっとお話した方なども、みなさん、よい人ばかりでした。
滞在中は、常に子供と一緒に行動していたのですが、なんというか「子どもと一緒に行動していても、変な気を遣う場面がない」「いい意味で気にかけていただける」感じがとても心地よかったです。
東京で子供と一緒に行動すると、なんか気を遣う場面ばかりなんですよね。今回はイベント参加という非日常、かつゲスト側だったからかもしれませんが。
関係者のみなさん、大変お世話になりました。
今のところ、早来学園が、第一志望です!!
よろしければ、とうべつ学園のレポートもご覧ください。
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