見出し画像

【伴走スタッフ日誌7】シングルマザーズデジタルキャンプ・インテンシブコース2期実施レポート:集合研修⑥

「自分らしく働く」を目指し、6カ月間じっくり取り組む就労支援プログラム「シングルマザーズデジタルキャンプ インテンシブ(集中)コース第2期」。

伴走スタッフの檸檬です。スタッフの目線から気づいたことや感じたことだいをご報告していきます。本日は第6回集合研修のご報告です。


第6回 集合研修のテーマは「プレゼンテーション」

8月24日(土)早朝7時15分から、第6回の集合研修を実施しました。

6カ月のデジタルキャンプも、いよいよ終盤となり、今回がオンラインでの最後の集合研修です。

これまでの歩み

心身のセルフケアから始まったここまでの一連の研修では、受講生は学びとワークを通して自己理解を深めてきました。

そして「自分らしく働く」ことや「収入を上げて生活を安定させる」ために必要なスキルも、仲間とともに学んできました。

最終発表会に向けて

10月に控えるシングルマザーズデジタルキャンプの最終発表会。

発表の持ち時間は1人3分。

これまでの集大成として、自分はどんなことをやってきて、これからどうしていきたいのかというビジョンを、関係者の前で、スライドを使ってプレゼンテーションします。

今回の集合研修では、人の心を動かす3分間のプレゼンテーションに必要なポイントを学びます。

3分は長い?短い?

たとえば、50分間のキャリア面談と比べると、3分間のプレゼンテーションは非常に短く感じます。

では、関心の無い30秒のテレビ広告には、いったい何秒集中していられるでしょうか?

3分間のプレゼンテーションは、テレビ広告の6倍の長さがあるのです。

「あっという間の3分だった」と感じてもらうには?

聞き手に「あっという間だった」と感じてもらうためには、スピーチ原稿とスライドをしっかり準備し、練り上げる必要があります。

そのために必要な5つのポイントを学びました。

まずは、文字数の目安や伝わりやすい文のコツ、画像の効果的な使いかたなど、基本的な点を確実に押さえることが重要です。

その後、自己目線と他者目線での2段階の練習方法が、プレゼンテーションをブラッシュアップするために欠かせないプロセスとなります。

受講生たちは、10月のプレゼンのために、しっかりとメモを取りながら講座に臨んでいました。

3分プレゼンの構成

では、プレゼンテーションを3分間で、どうやってすすめていくのでしょうか。

今回の発表では、4ステップ構成のフォーマットを使います。

聞き手のテンションや気持ちの変化を考慮しながら、プレゼンテーション全体の流れのイメージが膨らみます。

ビジョンとミッション

プレゼンテーションのハイライトである「自分のこれからのビジョンとそのためにすること」。

これを、シングルマザーズシスターフッドが掲げるビジョンとミッションを例に、受講生自身に置き換えて、考えてみました。

「わたしは何のために どんなことをしているか」

これまでデジタルキャンプで仲間とともに学び、自己探求することで、辿り着いた「自分が思い描く希望」、これを改めて簡潔に表現できるよう、言語化していきます。

そして、その希望を実現するために、自分がすること。これも言葉にして、明らかにしていきます。

最終発表のための準備は、このプログラムで得た自分の内側にあるものを言葉にし、内容を吟味し、伝えたいことをギュッと3分に凝縮する作業です。

効果的なスライド作りのコツ

短時間で、伝えたいことを相手に伝えるためには、スライドからの視覚情報を活用することは効果的です。

適切に視覚情報を使うことは、聞き手の集中力をサポートしてくれます。

視覚的なサポートがあることで、発表者のスピーチの持つメッセージが、より魅力的に効果的に伝わります。

パッと見て伝わるためのテクニックやアニメーションやビジュアルイメージの活用のコツを、学びました。Before/Afterを比較すると、その違いがよくわかります。

3分プレゼンの原稿を書いてみよう

さぁ、いよいよ実際に手を動かすワークの時間です。

まずは、準備原稿の素材になる6つの項目を手元の紙に書き出していきます。

  1. 自分について知っておいてもらいたいこと(自己紹介)

  2. デジタルキャンプ参加時の自分について

  3. デジタルキャンプで学んだこと・得たこと

  4. デジタルキャンプでできるようになったこと

  5. これからはじめたいこと(すでにはじめたことでもOK)

先ほど学んだプレゼンテーションの4ステップ構成に合わせて、時間の変化とともに、聞き手がどう感じてくれるのかも想像してみました。

最終発表会に向けて

約2カ月後の最終発表に向けたスケジュールと準備が明確になり、受講生はこれまでより少し緊張した面持ちでメモを取っていました。

講師からはこんな言葉がありました。

自分についての解像度が高くなり、それを言葉にできるようになると、なりたい自分が分かり、それが実現に近づく。

それを実行するためには、今回書き出した原稿の素材をベースにして、スピーチとスライドを練っていく必要があります。

9月に実施する親子キャンプでは、受講生は、ここからもう一段階進めるワークに取組み、発表の準備をすすめていきます。

次回は、自然の中で自己探究する「親子キャンプ」の様子をご報告します。お楽しみに!

文責:檸檬(伴走スタッフ)


いいなと思ったら応援しよう!

NPO法人シングルマザーズシスターフッド
よろしければサポートお願いします。いただいたサポートはひとり親の心身のセルフケアとエンパワメントの支援活動に使わせていただきます。