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大人の遠足2日目:対馬マイナー紀行

ふらっとお出かけした大人の遠足2日目。対馬空港へ向かう機内で頂いたCAさん直筆のガイドマップ。ガイドマップを準備してこなかった僕としては、とっても有難いアイテム。しかもCAさん直筆ですので伝わる印象も良い。


対馬の特産について全く無知でしたが、このガイドブックによるとアナゴの漁獲高が全国屈指だとか。また、椎茸も原木を利用して栽培されていると言う。これは堪能しない手は無い。


今日は昨日よりもスカッと晴れ爽やかな対馬日和。そんな呼び名があるのか知りませんが、兎に角天気が良いに越したことはない。


早々にホテルをチェックアウトしてレンタカーに飛び乗った。昨日機内で貰ったCAガイドブックにある豆酘(つつ)と言う土地に行ってみようと決めていました。ここにも古い神社がある。


多久頭魂(たくづだま)神社と言い「日本書紀」に登場する神社です。中世の神仏習合により「豆酘御寺」と称したようですが、明治に入って現社号に戻っています。社殿は旧観音堂を使用していると言うので行ってみようと思いました。


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昨日の神社同様に人っこひとりいない。奥まで進んで観音堂を確認しましたが、どうにも寂しくて肌寒い。中年オヤジでも5分滞在が限界でした。山奥の寂れた神社、確かに荘厳な趣はありましたが、昼間でも誰もいないとやはり不気味です。


気を新たに本日のメイン所に向かいはじめました。元寇の古戦場、小茂田浜です。僕らが学校で習う元寇は2度の襲来の話が主です。文永の役(1274年)と弘安の役(1281年)です。幸いにも天候が味方となり、元による侵略を阻止する事ができた事は習いました。しかし肝心な事はあまり知られていません。実はその前に対馬は征服されているのです。


対馬守護代・宗資国は小茂田浜にて僅か80余騎で、元帥忽敦率いる900船の蒙古軍を迎え撃ったのです。善戦したものの敢えなく打ち負かされ侵攻を許してしまった。


英雄・宗資国に会ってみたくてとうとう来ちゃいました。


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去文永十一年(太歳甲戌)十月ニ、蒙古国ヨリ筑紫ニ寄セテ有シニ、対馬ノ者、カタメテ有シ総馬尉(そうまじょう)等逃ケレハ、百姓等ハ男ヲハ或八殺シ、或ハ生取(いけどり)ニシ、女ヲハ或ハ取集(とりあつめ)テ、手ヲトヲシテ船ニ結付(むすびつけ)或ハ生取ニス、一人モ助カル者ナシ、壱岐ニヨセテモ又如是(またかくのごとし)

「日蓮書状」高祖遺文録より


島の男性はことごとく殺害され、女性は手のひらに穴を開けられ、紐を通して船壁に並べ立てられたようです。惨すぎる。何故かこの出来事を詳しく教えていないのです。


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750年前に900船の蒙古軍がこの小茂田浜に押し寄せ、対馬侵略を決行しているのです。実際にこの地へ来てみると足が震えます。僅かの兵を引き連れて大群を目の前にした心境ってどうなんだろう。


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英雄、宗資国らが祀られている小茂田浜神社へ参拝していよいよ遠足も佳境に差し掛かります。


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穴子をどうしても堪能してみたくて一目散。
穴子カツって食べたことありますか?
びっくりするくらい美味しいですよ。


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定年後は学生時代の続きをしたいな。世界中を放浪しながら記事を書く。でも今は難しいので、大人の遠足を楽しみながら、国内の「遠足日記」を定期的に掲載しても良いかなって思いはじめています。🌱


最後まで読み進めて頂きありがとうございました。
これからの遠足日記も定期的に掲載したいと思います。🌱



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