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Mille Miglia 2015を楽しむ旅

イタリアで行われるクラシックカーイベントの『Mille Miglia(ミッレミリア)』。


『Mille Miglia』を知ったきっかけ

私が『Mille Miglia』の存在を知ったきっかけは今から10年ちょっと前。
2012年10月、山中湖畔のリゾートに愛犬を連れて出かけていたとき、道の駅すばしりで『La Fesat Autunno』というイベントで、見たこともないクラシックカーに出会いました。

1927年式 BNC 527 MONZA(道の駅すばしりにて)

それまでクラシックカーに出会う機会が無かったせいか、特に興味が無かったのですが、自分がまだ生まれる以前に製造されたクルマが元気に走る様子にほんと魅了され、夢中でカメラのシャッターを切っていました。

そして、よく調べてみて分かったのが、1992年から『La Festa Mille Miglia』という名前で本場イタリアでの『Mille Miglia』に出場していたクラシックカーを招いて日本で開催されていたということ。

ちなみに『La Festa Mille Miglia』はその後、原宿・明治神宮を出発して福島の裏磐梯や猪苗代湖を巡り、再び原宿に戻るというコースで毎年開催されていました。

そして、東日本大震災によりこの2012年は『La Fesat Autunno』という名前で、軽井沢や富士五湖、そして箱根を巡るコースに変更されたとのことで、私はクラシックカーイベンドに出会いました(それ以降は『La Festa Mille Miglia』名称に戻って開催されております)。

『Mille Miglia』をもっと知りたくて

また、『Mille Miglia』は1927年から1957年の間にイタリアで行われた伝説的な自動車レースで、1957年に大きな自動車事故によりそれ以降中断し、1977年からは同じ名前でクラシックカーレースとして復活し、毎年開催されているということも知りました。

その後、『La Festa Mille Miglia』や『La Festa Primavera』など国内でのイベントを見学するうちに、やはり本場イタリアの『Mille Miglia』を一度見たみたいという気持ちが強くなりました。

いざイタリアへ

でも『Mille Miglia』を観戦するようなイタリア旅行は旅行会社では企画されていなかったため、それならば自分自身で計画し、飛行機や鉄道の交通機関や宿泊するホテルも自分でNET予約。
そして2015年5月、『Mille Miglia』を観戦するため、初めてのイタリア独り旅を実行。

イタリア、ミラノにて

『Mille Miglia』のスタート&ゴール地点であるBrescia(ブレシア)と3日目Siena(シエナ)を訪れました。

ブレシア、ヴィットーリア広場にて
シエナ、カンポ広場にて

サー・スターリング・クロフォード・モス

2015年はかつてスピードを競うレースだったときの1955年、レーシングドライバーのサー・スターリング・クロフォード・モス(Sir Stirling Craufurd Moss)がメルセデス・ベンツ・300SLRを運転し、ブレシアとローマ間の往復992マイル(1,596km)を10時間7分48秒で走りぬき、優勝したときから60周年を迎えるという記念の年。

サー・スターリング・モスが当時運転していた同じメルセデスで特別参加している姿を写真に収めることができました。

サー・スターリング・モスが運転するMercedes-Benz 300SLR

そして2017年、『Mille Miglia』90周年のときにも今度は夫婦でイタリアへ。

イタリアの古い町並みのなかをクラシックカーが走る姿を、イタリアでは子供から高齢者の方まで毎年楽しみにしていて、クルマに対する文化の奥深さと親しさを感じることができました。

今年は6月13日(火)から17日(土)までの5日間、『Mille Miglia 2023』が開催されます。

みなさんも、『Mille Miglia』を肌で感じてみませんか?

写真集のご紹介

ブレシアとシエナで撮影したミッレミリアの参加車両の写真集を造りましたので、よろしければご覧くださいね。


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