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アンダルシア周遊2019(1)マラガ・ロンダ

還暦を迎えた夫婦で楽しむスペイン、アンダルシア周遊の旅。
ちょうどコロナウィルスの世界的感染が起こる直前、2019年11月9日から19日まで11日間の旅したときの私たち夫婦の足跡を書いたものです。

マラガを旅の起点にアンダルシア地方を時計回りに、ロンダ、セビージャ、コルドバ、グラナダと巡り、再びマラダに戻る9泊の、のんびりとした二人旅。

私にとっては22年ぶり2回目のスペイン、そして妻にとっては初めてのスペインです。

まずはマラガ、そしてロンダの旅です。



まずはマラガへ

2019/11/09 (土)
スペイン南部、アンダルシア地方へは、名古屋セントレア空港からヘルシンキ空港経由でマラガ空港へと向かうフライトを選びました。

まずは11時55分、JAL6805便で名古屋セントレアを出発して約11時間かけてヘルシンキ空港へ。そして、ヘルシンキからは、フィンランド空港FIN1673便でスペインのマラガへ。
マラガ到着は現地時間午後8時過ぎ。セントレア空港からは約16時間の移動となりましたね。

そしてマラガ空港到着後、まずはホテルへ。
空港からはC1(近郊電車)を利用してEstacion Maria Zambrano下車。
マラガの宿泊先は駅に隣接した「バルセロ・マラガ」。

駅の改札口を出て右手にあるホテルのエントランス

マラガ滞在を楽しむのなら、市内中心部のホテルの方が良いのですが、私たちは翌日バスでロンダに向かうため、鉄道駅とバスターミナルに隣接したこのホテルを選択しました。

マラガの朝は

2019/11/10 (日)
午前7時にテレビを付けたら、CNNニュースで天皇陛下のパレードの様子が映し出されていました。

日本でのエポック・メイキングとなるときに、海外を旅しているのって、非常に印象に残る出来事。
実は私たち夫婦は、天皇陛下と同学年生まれなので、特に気になるニュースでしたね。

さて、ホテルの素泊まりだったので、駅ちかにあったベーカリーで朝食。

ベーカリー「Granier」にて
妻は朝からあま~い菓子パン

ちなみに、このベーカーには客席がたくさんあり、朝から地元の人たちも多数来店して、とっても甘そうな菓子パンを頬張っていました。

この朝食で長旅の疲れも、ちょっと癒された気がしましたね。
でも、ここからがアンダルシア地方周遊の始まり。
ホテルに戻り、荷物をまとめて出発で~す。

ホテルの吹き抜け部分にはこんな遊び心の滑り台が

長距離バスでロンダへ

ホテルをチェックアウトし、駅の北側にあるバスステーション「Estacion Autobuses Malaga」へ。
私たちが乗るバスは午前10時発のAVANZAバス。
ちなみにバス料金はネットで購入し、一人16,29 €。

マラガ駅北にあるバスターミナル

マラガへはローカル電車を乗り継いでも行けますが、やはり大きい荷物を持っての旅はバスの方が便利ですよね。

走行中のバスからの眺め
ラ・エレディア(La Heredia)のまち、車窓より

途中、「T. TORREMOLINOS」「FUENGIROLA」「EST. MARBELLA」そして「TERM SAN PEDRO」を経由。

スペイン到着翌日からの2時間半のバス旅。
のんびりと車窓から地中海や山岳地帯のガレ場を見ることができ、心を癒されました。

そして、ロンダのバスターミナル到着。

ロンダのバスターミナル

またロンダのバスターミナルからは、タクシーでホテルへ。

ロンダの宿泊先は

私たちの、この日の宿泊先は「パラドール・デ・ロンダ」。

Parador de Ronda

https://www.parador.es/es/paradores/parador-de-ronda

実は私たちのスペイン旅行の目的の一つが、古城ホテルであるパラドールに泊まることでした。

パラドールの館内
室内から見たホテルの中庭
私たちが宿泊した108号室

パラドールはスペインの国営ホテルで、中世の古城や王侯貴族の邸宅や別荘、そして修道院などの歴史的建造物を利用した宿泊施設。
ロンダのパラドールは、断崖絶壁の丘の上に建ち、旧市街とを結ぶヌエボ橋のたもとにある絶好のロケーション。

ほんと、このパラドールに宿泊できて良かったです。

断崖絶壁のまち

チェックインし、部屋でひと休みしたあと、まずはロンダのまちを散策へ。

左がパラドール、正面がヌエボ橋
パラドール側から見たヌエボ橋
ヌエボ橋の上から見た新市街と渓谷
ヌエボ橋を渡り旧市街から見たパラドール

まずはパラドールからヌエボ橋を渡り、旧市街へ。
ロンダを訪れる旅行客は午前中に立ち寄って半日ほど観光するパターンが多いのか、昼下がりの旧市街のまちは、人の行き来も少なく、のんびりと歩くことができましたね。

旧市街のまちなみ
Iglesia de Santa María la Mayor

時刻は午後2時近くになり、小腹も空いてきたので、あらかじめネットで調べたお店へ。

ロンダでの昼食は

GASTRO BAR DEJAVU

創作料理を中心とした「デジャヴ」という店で、店内は6名ほど入るスペースしかなく、生憎いっぱいということで通りに面した席となりました。
丘のまちを吹き抜ける風がちょっと冷たかったな。

まずは体を温めるために赤ワインです
スープの器も個性的
スパイシーチキンサラダ
キノコとチーズのパスタ

でも食事の味は、ちょっとエスニックな感じで、見た目以上に美味しかったですね。
それからグリーンオリーブの塩漬けが今まで食べたことがないほど、新鮮な味でした。

旧市街をまちぶら

食後も旧市街をゆったりと散策。
観光客はほとんどいなくなった感じで、ちょっと寂しい感じもありましたが、地元の年配のひとたちが断崖絶壁に面した公園のベンチに座り、日を浴びてのんびり過ごす様子は、見ている私たちもちょっと微笑ましく感じました。

Iglesia de Santa María la Mayor
Ronda Town Hall(村役場)
旧市街の路地裏
旧市街から見たがけ風景

そして妻はお土産屋さんをじっくりとハシゴ。

通りの壁にはこんな風に飾られていました
玄関用の呼び鈴
猫の置物は我が家にも同じようなものがありました
可愛い置物がいっぱい

お土産用の置物などは結構お値打ちな価格でしたが、まだ旅を始めたばかりなので、特に買い物はしませんでした。
でも、妻にとっては目の保養になったかと思いますね。

そして妻がやりたかったこと

旧市街を散策して、いったんパラドールへ。
そして、妻がスペインに来て、やりたかったこと。

それは夫婦で着物を着ること。

パラドールにて
パラドールの前、後ろはヌエボ橋
ヌエボ橋にて

着物に着替えて、最初はパラドールのなかだけで撮影と思ったのですが、妻が『是非とも外でも撮りたい!』とのことで、歩いてヌエボ橋へ。

地元の女性からは、ぜひ一緒に写真を撮らせてと頼まれてパチリ。
ま、ロンダで着物を着た日本人なんて、出会う機会がないと思うので、これも国際交流に一役買った感じでしたね。

夜のロンダ新市街

パラドールに戻り、洋服に着替えて午後7時。
やっと外は暗くなり始めました。
なお、パラドールでは夕食付きプランで予約したのですが、夕食時間は午後9時から。
まだ時間があるので再び外出し、今度は新市街のまちなかを少し散策。

土産物屋さんのディスプレイ
クルマのおもちゃも見ているだけでも楽しくなります
カラフルなものが多い感じ

新市街のメインストリートは日中よりも出歩く人が多い感じで、お土産屋さんもまだ開いていて、のんびり見て回ることができました。

幻想的な夕闇のまち

なお、通りから1本入ったところのレストラン街では人がまばら。
でも夕闇が深くなり、まちの明かりが幻想的な雰囲気を演出していましたね。

ヌエボ橋の夜景

着物で夕食タイム

パラドールに戻り、再び着物に着替えてディナーへ。
実は妻は着物を2着持ってきていて、別のもう1着に着替えてました~。

パラドールから外へ出てパチリ。
パラドールのレストランにて

夫婦ともに着物を着て。パラドールでのコース・ディナー。
注文した赤ワイン1本も飲み干して、ほんとお腹いっぱい。
私たちにとって贅沢で、忘れられないひとときとなりました。


アンダルシア周遊2019。
次はロンダからセビージャの旅となります。

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