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【フードエッセイ】旬のワカメと三陸産イワシ、岩手県産の長芋ステーキで贅沢ヘルシー晩酌♪

 春の宮城は、海藻が旬。
 スーパーの店頭にずらりと並ぶ三陸産の生ワカメはコリコリの食感も楽しい茎の部分がついたままのものが大半で、しかも安い。先月まとめ買いして冷凍しておいたものはすでに完食してしまったので、買い物にいくたびに買い求めてはさっと茹でてお気に入りのドレッシングやポン酢をかけていただく日々が続いている。

先日の晩酌風景

 この日、三陸産のワカメにかけたのは、先日福島県の楢葉町で買ってきたゆずぽん酢。
 ゆずはもちろん、楢葉町産。
 爽やかで美味しい。商品名は「感謝のゆずぽんず」だが、こんなに美味しいものを作っていただいてむしろこちらこそ感謝である。
 最近はプロレスも盛り上がっている楢葉町。
 また行きたいなぁと思いながら美味しくいただいた。

 この日の魚は、同じく三陸産のイワシ。
 小ぶりの生イワシを開いたものが5枚で90円という破格のお値段だったので即購入。溶き卵に塩・胡椒と料理酒少々を入れたものをくぐらせてからパン粉を付けてフライ風の揚げ焼きに。イワシの開きは少ない油でもすぐに火が通ってサクサクになるのが嬉しい。サクサクの衣の食感と、じゅわっと旨味たっぷりのイワシ。お値段以上の贅沢な美味しさに大満足。

 同じくお買い得品だったのが岩手県産の長芋。途中に傷があったせいか20センチほどの長さのものがこちらも90円という驚きのお値段。迷うことなく購入し、いつもの長芋ステーキにした。
 長芋は洗って皮を剥き1センチ弱の厚さに輪切りにする。ビニール袋に片栗粉を大さじ2杯と切った長芋を入れ、空気を入れた状態で袋の口を手で握りカシャカシャと振って粉をまとわせる。フライパンにサラダ油を温めてから長芋を入れ両面に軽く焼き目がつくまで焼いたら仕上げにバターを少々。お皿に盛り付けてからかつお節をのせ、市販のめんつゆをさっと回しかければ長芋ステーキの出来上がり。


 この日も、東北の美味しい食材で贅沢な晩酌のひとときを過ごした。
 贅沢といっても、食材費は数百円。しかも、ヘルシー。
 こんなふうに美味しく食べて暮らせるのも、生産者や販売店の方々の存在があればこそ。

 生産や販売に携わる方々への暴言が何やらニュースになっているようだけれど、そんな暴言を平気で口にする人のほうが、よほど愚かで恥ずかしい。
 私はこれからも、感謝しながら美味しく食べて楽しく健康に暮らしてゆこうと思う。

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