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「ベルシャザールの饗宴」の動画集

東京交響楽団・東響コーラスは2022年5月21日、22日の予定でウィリアム・ウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」を演奏します。20世紀で最も優れた合唱作品ともいわれる「ベルシャザールの饗宴」の動画をまとめてみました。

アンドリュー・デイビス

まずは1994年のアンドリュー・デイビス指揮。バリトンは若き日のブリン・ターフェルです。演奏時間34:16。
BBC Symphony Orchestra, Bryn Terfel, baritone
BBC Singers and BBC Symphony Chorus
conducted by Sir Andrew Davis

これは上と同じ音源で、フルスコアの画像が音楽に同期して流れます。フルスコアはさすがに小さいですかね。

上記の動画から7年後の1999年、再びアンドリュー・デイビス指揮の動画です。演奏時間33:51。この動画集の中では一番早い演奏か。この時の演奏会を題材にしたドキュメンタリーもあるのですが、それは別途。

この動画を元に、半分をフルスコアの楽譜、半分を合唱映像で編集した動画です。合唱動画としては非常に面白い作りです。

尾高忠明

2012年のプロムスは、BBCウェールズ交響楽団の桂冠指揮者である尾高忠明さんが指揮をされました。演奏時間37:07。
尾高さんはこの曲を得意としていて、ネットで調べただけでも日本では2004年(名古屋フィル、グリーン・エコー)、2010年(日本フィル、晋友会合唱団)、2012年(東響、東響コーラス)、2013年(東京フィルと新国立劇場合唱団)と4回も振っておられます。

サイモン・ラトル

2019年のプロムスではラトルが登場しました。バリトンはジェラルド・フィンリー。合唱はロンドン・シンフォニー・コーラスです。演奏時間36:06。
Gerald Finley baritone
Orfeó Català Youth Choir Orfeó Català London Symphony Chorus
London Symphony Orchestra
Sir Simon Rattle conductor

デヴィッド・ウィルコックス

イギリスの合唱指揮者デヴィッド・ウィルコックスの録音です。
Bariton: Gwynne Howell
The Bach Choir, The Philharmonia Orchestra
Sir David Willcocks

呂紹嘉

こちらは2019年のシンガポールでの呂紹嘉さん(台湾生まれの指揮者、2014年にはN響に客演)の演奏です。カメラが固定で、歌詞字幕もついてます。演奏時間38:07。

上のシンガポールのオケが作った3分間の「ベルシャザール解説動画」です。翻訳設定にすれば日本語字幕可能。

ウィリアム・ウォルトン

そして、下の二つはウォルトンが自ら指揮をした録音です。画像はLPの表紙でしょうか。トラックごとに動画が分かれています。

血沸き肉躍るエキサイティングな合唱曲「ベルシャザールの饗宴」。ぜひ多くの方に来場いただければと思います。

ウィリアム・ウォルトン番外編

1961年のホフナング音楽祭で上演された「ベルシャザールの饗宴ハイライト」。イタリアのイスキア島に居を移し隠居気味だったのに「ベルシャザールの饗宴」の指揮に引っ張り出されたウォルトン。オーケストラにソリスト、合唱団を前にいざタクトを振ると・・・。


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