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描く理由

ごあいさつ

 投稿したい日付が決まらなかったので母の誕生日である12月2日にしたら、なぜか芸専アドカレ2023のトップバッターになりました、かいかつです。ショタの膝が好きです。

 さて、記事に何を書こうかな~と思ったのですが、一応芸専生としてこの企画に参加しているので、読んでくださる皆さんに美術の楽しさを知ってもらえるものにしたいなと思います。とはいえ読んでいる皆さんの中にはすでに表現活動を楽しんでいる方々も多いと思いますし、今回のコンセプトは「芸専の思想」なのである程度自分の話もしたいところです。

 悩んだ結果、私のテーマは「描く理由」になりました。描く理由って「根源」なので、これがわかれば美術をやる意義とか楽しさがわかってもらえるかな~という考えです。特に毒にも薬にもならない自語りですが「あっこれわかるかも~」とか、「何言ってんだこいつ」とか、少しでも何かしらの感情を生み出せたらいいなと思います。
 ということで、私が絵を描く理由を考えて3つほど挙げてみました。


1.空想を現実に

 これが一番わかりやすい理由かなと思います。頭の中で考えてること、目の前の世界にはないもの、それを見たいから絵を描いています。と言えば聞こえはいいですが、私にとってそれは「推しが公式の媒体で着ていない衣装を捏造し、着せた絵を描く」などといった形で発露されます。
 私は小さなころからごっこ遊びが大好きでした。漫画やアニメが好きな父親の影響で画面や紙面の向こうの世界に魅了され、超能力や人外へ憧れました。でも、所詮ごっこはごっこで、自分は超能力は使えないし素敵な人外はいません。なので絵を描いて眼前に光景を表し、夢の中だけでもいいから現実として体験できたらいいなと、いつも思っています。

2.言語としての絵

 なんかお堅い表題ですが、言いたいこととしては割とふんわりしています。
 暮らしの中で出会った感情や、曲を聞いて見えた色を表現したいという思いから絵を描くことも、自分の描く理由かと思いました。何かを表現したいとき、すべてを言語化できるほど豊富な語彙や言葉選びのセンスは持ち合わせていないし、なにより私の人生で私が得た感覚は私にしか理解できないものです。言語というフィルタを通すと、どうしても一般化してしまう部分が出て、自分が感じたままのことを伝えられない気がするのです。そのため、色彩や形を言語として誰かに何かを伝えられたらいいと思っています。
 あとは普通に表題通りの意味もあります。つまりビジュアライズすると齟齬が生まれにくくていいよね~ってことです。
 言語にせよ絵にせよ、伝えたいことを伝えるには技術が必要ですが、私の場合絵を修練する方が楽しかったから、この道を選んだのかもしれません。

3.承認欲求

 身も蓋もない理由ですが、これは絶対にでかい要因としてあります。私は褒められたくて絵を描いていると断言できます。 
 私は他の人の創作っ子とか推しとかを描いて突然後ろから刺すのが好きです。もちろん半分くらいは相手に喜んでほしいという気持ちなのですが、もう半分くらいは自分のためにやっています。絵を送り付けた相手が狂喜乱舞して言語を失っているのを見ると自分がここにいてもいいという気持ちになれるし、自分は人間を狂わせる力を持っているんだという自信が湧いてきます。 
 それ以外のケースでも、やっぱり絵は自分を承認してもらうための道具であることが多いです。「絵が上手い」という価値を持たないと、自分は何らかのコミュニティに所属できないという意識もあります。

おわりに

 ということで、かいかつが絵を描く理由について考えてみました。自分でも普段はこんなに深くものを考えないで描いてるので、新たな発見があって楽しかったです。
 まあでもこんなゴチャゴチャ喋られてもいまいち絵を描くことの楽しさが伝わらないと思うので、この記事の内容を簡潔にまとめます。

空想を現実に→「こんな理想のショタがいてほしい!描く!」

言語としての絵→「こんな感じの空間にショタがいたら、良くないですか?(描く)」

承認欲求→「俺はこんなにかわいいショタが描けるんだぞ!!!どうだすごいだろ!!!」

つまり、

理想のシチュエーションを絵で伝えて空想を現実にし、みんなに褒めてもらえれば、楽しいお絵描きライフが送れる!!!!!

ショタの絵を描くのは楽しい!!!!!

皆さんも絵を描きましょう!!!!(世界にはショタの絵が増えてHAPPY END)

ということでした。


おわり

2023/12/11 追記
芸専アドカレの次の記事を掲載しました。
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