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【解説】統計検定 2019年準1級 問3-2(確率計算)

問題本文

問題本文は公式サイト又は公式問題集を参照してください。


問題解説(1)

問題要約

発現割合εが0.05の事象において、独立に8症例を調査した時、1例以上の有害事象が観測される確率pを答えよ。

【選択肢】
① 0.05 ② 0.24 ③ 0.34 ④ 0.40 ⑤ 0.66

回答

0.34

解説

本問では基礎的な確率計算の知識が問われています。

『1例以上観測される確率』の補集合が『1例も観測されない確率』であることに気が付けば(知っていれば)楽に解ける問題になっています。

1例以上観測される確率


問題解説(2)

問題要約

発現割合εが0.001の事象において、有害事象が1例以上観測される確率pが95%となる症例数nを答えよ。
尚、必要に応じて以下の処理を用いてもよい。

 【ヒント】

処理1: ln(1 - ε) = -ε  (但し、εが十分に小さい時のみ)
処理2: 2.30 * log = ln (log: 常用対数,  ln: 自然対数)
処理3: log(5) = 0.7

【選択肢】
① 1000 ② 1500 ③ 2000 ④ 2500 ⑤ 3000

回答

3000

解説

(1)と同様、有害事象が1例も観測されない確率から答えを求めます。
注意点として試験では関数電卓の使用が制限される為、log等の計算で詰まらないように気をつけましょう。


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