吸い込まれそうな目、間の取り方 空港にて感じたこと

大変ご無沙汰しております。
AgentMです。
国際空港にてグリーターの仕事をしております。

久々過ぎて飾る写真もございませぬ。
備忘録として書きます。

先日空港にて、到着のお客様をお待ちしていました。
ウズベキスタンからのフライトです。
インバウンド増加に伴い、飛行機が到着しても、到着ロビーに出てくるまで外国人は特に時間がかかっています。
1時間半とか普通です。

その日は二時間以上は待ちました。最初は出迎えの人もたくさんいたのですが、だんだんと数が減り、私と数人の外国人の出迎えと思われる人になりました。
手持ち無沙汰なときは、お名前を書いたボードを持ちながら、隣の方に話しかけたりします。その日は、二人の方と話す機会がありました。
いずれも、ロシア人風の金髪の女性でした。

「日本語話せますか?」と聞いたら、
はい、と答えられ、お二人ともとても上手に日本語を話します。
聞けば日本に15年くらい住んでいるとのこと。

お一人は、少しカジュアルな日本語、もう一人は、かなり正確な日本語を
話します。この方は、日本に来てから、勉強して大学に入ったそうです。
たいした大学ではないですが・・・と謙遜した言い方もできる方でした。
この方はロシア語も話せ、ウズベキスタンは旧ソ連なので、ある程度年齢のいった方はロシア語で通じますと言ってました。

お二人とも、美人で目が大きく、目をのぞき込むようにして話すので、吸い込まれそうになりました。目力が強いって、こういうことを言うんですね。

ウズベキスタンからの観光客をガイドする仕事をされているそうで、一人は7人のグループ、一人は3人のグループを待っていました。

一人は何も掲げず、一人は◯◯ツアーとA4紙1枚掲げています。
それらしいご一行がでてきました。
その中の一人が、女性に話しかけました。◯◯?
女性がうなずき、ちょっと待ちくたびれたんだからね、ふうなジェスチャをし、お客様と到着ロビーのフェンス越しに、いくつかの会話を交わしたあと、合流してゆっくりと、ターミナルの外へ出でいきました。

私でしたら、名前を確認できたら、すぐにさーさー、こちらへと
そそくさとスピードだしちゃいそうだけども、ぜんぜんへりくだった感じがなくて、対等な感じの、あの間の取り方は・・・どうなんだろう!?
二人とも普段着で、友達待ってるといってもおかしくない風情。

別のグループも出てきて、待ってる彼女を見つけて、〇〇?と聞いてました。どうやら彼女の名前を事前にお知らせしているようです。
プライベートツアーなので、お客様のご意向に沿って案内すると言ってました。見てると、まず都内へでるバスチケットを買う手伝い、そして両替所へご案内をしていました。とても落ち着いてゆっくり動いていました。

ガイドさん曰く、ウズベキスタンからの旅行者のほぼ全員、ドラッグストアとユニクロは必ず行きたいそうです。ユニクロは、広々とした店舗が好まれるそうです。

とうとう私のお客様もでてきました。日本への留学生です。若い色黒の男性。
彼が会ったとたんに、私の前にだしたのが、在留カード。
スマホの画像と、自分のカードを比べて、
「ココにコレがないです。ワタシはニホンでハタラキたいです。
どうしたらいいですか?」
どうやら就労を許可するという文言が書いていない。
それは、日本に来た目的が「留学」だからだと、規則にうとい私でも想像がつく。
こちらはどうすることもできないのだす。

一旦入国して到着ロビまできたら、入国審査場に戻ることは許されない。
日本語学校の先生に、空港ご出発の連絡をした際にお伝えしたら、
「そのことは後で相談にのります。」とこのこと。

お金を使いに来る人もいるし、稼ぎたい人も来るんだなあ・・・
フライト1便で、両方を目撃でき、ガイドさんからいろんな話を聞けるのが、この仕事の面白いところです。

本日は以上です。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました!



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