愛しいひと4

皆さんは寝てる時の自分ってどうですか?
僕は寝言、鼾、歯軋り、寝相が悪いと駄目なことオールスターで一緒に寝た人はびっくりするものです。
彼女は僕の寝言が最初、普通に喋ってるものだと思って受け答えしていたらしい。最近は寝言とわかった上で結構受け答えが出来るので寝言の俺と会話しているそうです。
鼾も凄かったけど、今はもう気にならなくてぐっすり眠れるらしい。まだ歯軋りは聞いていないのかな?僕は歯軋りが凄すぎて歯医者が参っちゃうくらいなのに。寝相の悪さは年と共に徐々に落ち着きつつある。
とにかく、僕は自分の寝姿が恥ずかしく人に見せられたもんじゃない。






【前回までの愛しいひと】
先週、体調を崩してしまった彼女を看病すると見せかけて弱った彼女の写真を撮りまくる!という邪なYJの野望は果たして叶えられるのかッ!?




金曜日。前日、あまりの高熱に会社を休んだ彼女は、熱は下がったもののまだまだコンディションは悪い状態で出社。少し忙しい時期らしいので僕は心配していた。しかも東京は台風が迫りつつあった。

会いたいけれど、そんな状態で仕事をして帰ってきたら体調が悪化している可能性は大なので我慢するべきだとは思う。しかし彼女から「私としては純が横で眠っていてくれたら安心するのですが」とLINEが来た。回復が早まると思う、とも言っていた。ッんとに可愛いなあ、もう。好き。
僕はその文面を見て、変な意味じゃなく、まあまあな感じで勃起した。


唐突に何を宣っているんだッと思うかもしれないけれど、この駄文の読者諸君には僕がそんな状態になったのはほんと変な意味じゃないということは理解してくれると思うし、真摯な気持ちで勃起してるんだなと理解してくれると思うし、気持ちが悪いとか唐突な下ネタはちょっととかそういった方面の軽蔑や侮蔑をしないで欲しい。むしろ尊敬して欲しい。頼むよほんと。


すぐさま彼女のお家へ出発の準備。水とポカリの粉、その他食材を持って出発。いつも自転車で向かっているのだけれど雨が降っていたのと翌日は台風なので電車で向かう。


家に着いて、オートロックを開けてもらう。下でインターホンを鳴らして応答の末開けてもらうのだけど、最近は「ただいまー」と言っている。
エレベタで彼女の階まで上がりドアーのチャイムを鳴らそうとしたその時、そうだ!ドアーを開けてもらうときにスマホのカメラを起動して写真を撮ってやろうと閃いた。


ここまで読んで、何でコイツはそんなに写真をとりたがるのだろうか?と訝しむ方もおられると思う。
というのも、彼女は写真を撮られるのを極度に恥ずかしがり、よくばりセットを呉れないどころか、ちゃんと顔が見えている写真すら一枚も呉れない。こうなりゃ自主制作するしかないなと、ふいを突いて撮影しても異常なまでの察知能力で顔を手で隠してしまうのである。その時、腕の先端のスピードは音速を越えると噂されている。んな馬鹿なッと言われるなかれ、その証に空気との摩擦音がパィャンと鳴るのである。たまに煙が出ていることもある。
なので、僕は彼女の顔がしっかりと確認出来る写真を一枚も持っていない。
寝る前に写真にて彼女の御尊顔を拝見させて頂いてから眠りたいと以前から願っているけれど未だに叶っていないのである。


なので、ドアーを開けたらすでにカメラを構えていて、なんなら動画で撮影していれば、彼女は防ぎようがないのである。これは良い作戦だ。
しかしカメラを起動する、そのほんの少しの間に違和を感じたのか、チャイムを鳴らしてドアーを開けてくれた彼女は死角に隠れ顔が確認出来ないような感じで結局写真はとれなかった。


体調を尋ねると、一旦37.5度まであがったものの解熱剤を飲み落ち着いているという。早く寝なきゃ駄目じゃん!でももう少し起きてるというので、僕はサッカー日本代表戦の試合がテレビ中継されていたのでこれを観戦。


彼女はベッドに横になり何となく見ていたけど、眠気なのか熱があるのか、とにかく疲れている様子で普段と比べて随分とぽわわわ~んとしており、いや、ぽわひょろろろ~んというか、ぴょろぽろぽわわ~んとかぴろぴろり~のほろろろろ~んというか、むしろ片仮名の感じで、ポワポワプ~ンの可能性もあり、なんならぽわぽわプププのぷろぴろペロろろほほほ~んといった平仮名と片仮名が混ざったような感じで眠たそうだった。

サッカーの試合があまり面白くなかったので、僕はプンプカスーンといった片仮名一本の感じになり興醒め。彼女のふわふわわ~んの感じを診てとり、早く寝たほうがいいねと部屋の明かりを消して僕もベッドに潜り込む。

優しく抱きしめて優しく頭をなでなでする。彼女の身体はとんでもなく熱かった。わあ、これは熱がありそうだなあ、大変だったねえ今日頑張ったねえと声をかけると彼女はますます、ぴょろぴょろふわリルリルる~んとなっていった。
高くなった体温のせいか普段より甘い香りがして、胸に頭を抱えるようにしてその甘い香りを存分にすんすん嗅ぐ。

何をしているんだお前はッ匂いを嗅いでないで心配をしろッと叱責のち殴打してくる方がいるかと思いますが、僕はずっと真摯な気持ちで心配をしていて、その上で写真に収めたいだとか香りを嗅ぎ尽くすと思っているのであって、現にそんな真摯な祈りが天に通じたのか一時間くらい経つと肌に触れる彼女の体温は次第に下がっていき平熱の感じというか、そういった感じになっていったし、いつの間にか僕は眠ってしまい、なんならもしかしたら彼女よりも先に眠ってしまった可能性もあり失態。
なぜなら彼女はここから快方に向かうので弱った状態を写真に収める絶好の機会を失ってしまったのであるガビガビーン。



土曜日。
従来ならば、下北沢のカレーフェスが開催中なので、豪徳寺で招き猫を購入後参戦するという、彼女と出会って一番最初にたてたデートプランを遂行するつもりだった。
しかし、回復中ということと台風なのでお家でクレパ。クレパを開催したのである。言わずもがな、クレパとはクレープパーティーの略である。
HM(ホットケーキミックス)でクレープの皮を焼けるとのことで家からHMを持ってきていた。あと、ANK(あんこ)とKNK(きな粉)。
雨が降りしきる中、駅前のSM(スーパーマーケット)にてHC(ホイップクリーム)やBNN(バナナ)やSVS(シャウエッセンのウィンナーソーセージ)やCLTC(カットレタス)やCL(チョコレート)やAP(林檎)等を購入した。
彼女の家にははCC(ツナ缶)が大量にある。親をCCに殺されたのか?何かの復讐か?と思うほど大量にあるのでM(マヨネーズ)と和えてCMにしようと思っている。

こうしてクレパの名に恥じぬラインナップになり、早速HMから皮を作り出す。焼けば焼くだけ上手になっていった。最初の一枚と最後の一枚では雲泥の差が出た。
APをBTとSGで炒めたり、CMにSSも混ぜ和風にしたり、具材も同時に作っていく。準備が整って、いざ実食。

僕は最初はCLTCにSVSそしてMとシンプルにしょっぱいの。続いてCLTCにWCM。そこから甘いのに挑戦してAP+HCなんだけど、そこにCLとCCZをいれてみたら、普段は気づかないCCZの塩味が際立ってしまいやや失敗。なんならしょっぱクレープの時にいれれば良かった。最後は丸々一本のBNNにHPと王道のところにANKとKNK、さらにHNで甘味を増し増し。これが結局一番美味かった。





多分、このクレパの下りを読んだ人は何のこっちゃわからなくて苛々したと思う。例えるならHUNTER×HUNTERのヒソカとクロロが天空闘技場で戦った時のようなフラストレーションを抱いたと思う。
上記のクレパはやってる本人達は非常に楽しかった。つまり、詳しく読み解かなくても全く問題ないし、なんなら読み飛ばしても構わないということである。


後片付けをして、少しギターを弾いて遊んだりしたのちDVD鑑賞。
今回、僕は一番○○なシリーズとして、一番好きなドラマ、一番好きなアニメ、一番泣いた映画の3つを持ってきていて、一番好きなドラマ『最高の離婚』を見ることにした。


一話め、二話めを見終わった頃、彼女が「ヤバーい!忘れてたー!今日オンライン飲み会の日だー!」と騒ぎはじめた。どういうことかというと、彼女の高校生時代の部活動である吹奏楽部の仲良しメンバーで隔月くらいでオンライン飲み会をしているらしく、それが今日あるという。
僕のことは構わず居ないものとして全然やってくれて構わない。なぜなら友達の前の彼女の感じを見れるからである。紹介するよとも言われたのだけど、僕が登場するとちょっと違う感じになっちゃうと思うので遠慮。
斯くしてはじまったのだけど、彼女は僕を意識して口数が少なく、その口数の少なさを友達に突っ込まれたりして、なんか邪魔しちゃってんなーと思っていて、便意はないけどトイレへ退散し耳を澄ます。するとここぞとばかりに彼女が喋りはじめて、取り返すように喋っていて、喋り口や声色は普段とあまり変わらないけど、口数が多いなあと思った。
僕がいなくなった途端にいっぱい喋っちゃう彼女可愛い。口数が多くても声がふわふわしてるのて、会話の邪魔にならなくて、というかふわふわ喋ってるのに口数多いの可愛い。
その様子をこっそりしっかり動画に収める。やったぜ!これで寝る前にふわふわ口数の多い彼女を見てから寝れるぜ!


オンライン飲み会が終わったあと、夜更かしして最高の離婚を一気見。翌日起きてホットケーキを焼いて食べた後、出掛けるまで見続け最後まで見てしまった。やっぱり『最高の離婚』最高。二回泣いてしまった。




さあ、土曜日の夜のことである。

病み上がりで色々と疲れているのにドラマで夜更かしして4時頃眠ったので彼女はすぐに眠りに落ちた。
寝顔を写真に撮ればいいものの、写真を撮ろうとするとすぐに目覚めるので寝顔を撮るのは諦めていて、僕もいつしか眠って夢を見ていた。

だだっ広い農場のようなとこ ろに時計塔が立っていて、僕がホーミーをやって牛を集めていると、時計塔から「んなああああ!んなああああ!んなあああ!」と凄まじい音が鳴り響いて、こんな爆音じゃ僕のホーミーが牛達に聞こえず牛を集められないじゃないか!と憤っていると目が覚めた。しかしまだ「んなああああ!んなああああ!んなああああ!」と鳴っているので何だ何だ何だ?と思っていると彼女が鼾をかいていた。
わあ!はじめて聞いたよ!この娘鼾かくんだねえ!可愛いなあ!音も大きくて可愛いなあ!ああ!愛しいなあ!と思っていると、鼾がピタリとやみ、今度はカカカカカッッと家猫が鳥を見かけた時に出すような音を鳴らしはじめた。歯軋りである。わお!キュキュキュキュとか音が変化したりして、小動物のようで大変に可愛かった。それが止むとまた「んなああああ!」となり、可愛いの連続コンボ。
起きてから、鼾と歯軋りしてたよと言うと恥ずかしがり、その様も大変に可愛いので一度で二度美味しい。

残念ながら寝言は聞けなかったけど、この様子ならそのうち聞けそうである。


日曜日。そのまま彼女の家から友人達と飲みに行った。
月曜日。彼女の仕事終わりに家まで夕飯を作りにいって食す。これは平日のロールモデルになりそう。
その日はそのまま泊まったんだけど、眠る前、彼女が鼻をすんすんさせて「ちょっと鼻がつまっているなあ…」とかこれ見よがしに独り言。なにを鼾しちゃうかもしれない言い訳を事前にしてるんだァァ!と思い、もう本当に可愛いなあ、愛しいなあと思った。



朝ニュースを見ていてGO TOでどっか行きたいねえ!と話す。
実は僕、恥ずかしながら恋人と旅行に行ったことがない。なぜなら今まで、急に仕事が入ったりして遠くの予定は立てられなかったからである。

なので非常に楽しみなのです。楽しいことを日々発見できるし、楽しいことが日々増えていく。
僕らはそんな風にして生活をしています。

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タハーッッ
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吉本純の雑記帳です。
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