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天皇陛下の御即位と日本の混乱の相関関係について

はじめに

本報告では昨年 11 月に挙行された「天皇陛下の御即位をお祝いする国民祭典」(以下、国民祭典)の振り返りを行う。

天皇陛下の御即位をお祝いする国民祭典

概要

令和元年 11 月 9 日(土)、延べ約 7 万名が皇居前広場に参集し国民祭典が開催された。国民祭典は第一部「奉祝まつり」と第二部「祝賀式典」の二部構成であり、前者が誰でも参加できるのに対し後者の参加者は 3 万人(うち一般公募は 1万人)に限られた。なお、翌 10 日(日)には天皇陛下の即位を祝うパレード「祝賀御列の儀」が執り行われた。

天皇陛下御即位奉祝委員会

平成 30 年 4 月、これまでの奉祝運動を担ってきた「日本経済団体連合会(会長中西宏明)」「日本商工会議所(会頭三村明夫)」「日本会議(会長田久保忠衛)」の3 団体で平成 31 年に天皇陛下御即位三十年をお祝い申し上げ、また同 5 月に予定されている新天皇ご即位奉祝事業を実施する組織の設立が合意された。設立発起人には神津里季生(当時連合会長)や山際壽一(当時日本学術会議会長)、三好達(元最高裁判所長官、日本会議名誉会長、美しい日本の憲法をつくる国民の会共同代表)、田中恆清(当時神社本庁総長、日本会議副会長)など 18 名である。

奉祝曲 組曲「Ray of Water」

奉祝曲 組曲『Ray of Water』はオーケストラ演奏の第一楽章「海神」、第二楽章「虹の子ども」、第三楽章「Journey to Harmony」の全三部構成。『Ray of Water』は「水に差し込むまばゆい光」という意味であり、今上天皇の研究分野である「水」を意識している。今上天皇が歌会始で詠んだ和歌や、国際フォーラムでの講演内容が第三楽章の歌詞に織り込まれている。嵐が歌ったのは第三楽章「Journey toHarmony」である。作詞は岡田惠和、作曲は菅野よう子である。この曲は嵐 58枚目のシングル「カイト」に収録され、初週売上は 91.1 万枚で自身最高を記録。以下に歌詞を載せる。


奉祝曲『Ray of Water』 第三楽章「Journey to Harmony」

作詞 岡田惠和 歌唱 嵐
君が笑えば 世界は輝く 誰かの幸せが 今を照らす
僕らのよろこびよ 君に届け
はじめはどこかの 岩かげにしたたり 落ちたひとしずくの 水が平野流れ
やがて研ぎ澄まされ 君をうるおし 鳥たちをはぐくみ 花たちとたわむれ
あの大河だって はじめはひとしずく 僕らの幸せも 大河にすればいい
ごらんよ 僕らは 君のそばにいる
君が笑えば 世界は輝く 誰かの幸せが 今を照らす
僕らのよろこびよ 君に届け
星明かりにじんで ふと立ち止まったら 雨の匂いのなかに 虹のうたを聴こう
かすかなそのうた まるでひとしずく 静かにつながって 確かにつながって
青い空の下 夢など語りあう 愛とか語りあう それが僕の願い
ごらんよ 光は 君とともにいる
君が笑えば 世界は輝く 誰かの幸せが 時代(とき)を照らす
僕らのよろこびよ 君に届け
君が笑えば 世界は輝く 誰かの幸せが 今を照らす
僕らのよろこびよ 君に届け
大丈夫 鳥は 歌っている
大丈夫 空は 輝いてる
大丈夫 水は 流れている
大丈夫 海は 光っている
大丈夫 君と 笑ってゆく
大丈夫 君と 歩いてゆこう


参考 奉祝曲『太陽の国』 第三楽章「太陽の花」

作詞 秋元康 歌唱 EXILE

この道を歩きながら 名も知れぬ花に見とれ 立ち止まる私でありたい
この道を歩きながら 移りゆく空の色を 見逃さぬ私でありたい
しあわせはまわりに溢れている
しあわせは今いる場所で気づくもの
太陽は変わることなく輝いて そよ風に微笑みながら
一人一人を おだやかに見守っている
この道を振り返り 誰かの頬の涙を 思い出す私でありたい
悲しみも時には巡るけれど
悲しみもそのうち晴れる通り雨
太陽は変わることなく輝いて 青い空 両手を広げ
そのぬくもりを 平等に与えてくれる
光の花 降り注ぐ
生まれた国 いつまでも忘れない
太陽は変わることなく輝いて そよ風に微笑みながら
一人一人を おだやかに見守っている
太陽は変わることなく輝いて 美しい夕暮れの時
また日が昇る しあわせを教えてくれる
太陽は(太陽は)
永遠に(永遠に)

聖上万歳

祝賀式典の最後には、伊吹文明(元衆議院議長、天皇陛下御即位奉祝国会議員
連盟会長)が聖上万歳を 48 回にわたり叫んだ。

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