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【刀剣乱舞】大侵寇イベについて考えたこと

初めに
 推し事をする上で「嫌い」を大きな声で言ってはいけない。人の「嫌い」は誰かの「好き」だから。「好き」という尊い気持ちに水を差すようなことはしてはいけない。「嫌い」という気持ちを持つことは悪いことではないけれど「嫌い」と思ったら何も言わずにそっと離れればいい。そう考えている。

 しかし、この記事では私の気持ちをわかりやすく整理するために「嫌い」という言葉を使っている。だからどうか、三日月宗近が好きな人は、そっとこのページを閉じてほしいのです。よろしくお願いいたします。





 私は、刀ステこそ見てないけどメディアミックスは嫌いじゃないし、自本丸の設定もそこまで作り込んでない審神者だ。でも、大侵寇の三日月は自本丸の三日月ではなかった。私が決めた自本丸の三日月の設定と矛盾していたから。

 メディアミックスの三日月には共通点があるように思う。1人で全て背負って報連相はせず、意味深な発言をする。きっとその行動は優しさからなのだ。でも、私はこのようなメディアミックスに出てくる三日月が嫌いだった。それでいて、自本丸の三日月のことは嫌いになりたくなかった。だから「自本丸の三日月は"こんなこと"しない」ということにして、自本丸の三日月を好きでいられるようにした。私の本丸の唯一の設定と言ってもいい。それなのに、大侵寇では自本丸の三日月がメディアミックスの三日月のような行動をした。ショックで1晩寝れなかった。

 だからといって、運営が悪いとは思ってない。ただ、not for me案件だっただけなのだ。not for me案件にぶち当たったとき、取れる選択肢は3つあると思う。
 1つ目は、スルーすること。ただただ「今回はnot for me案件だったわ〜」と受け流す。
 2つ目は、超解釈すること。ちなみに、今回私は最終的にこの手段を取った。「今回のストーリーは、他の本丸の出来事を覗いただけ」と思い込んだのだ。あの三日月は別本丸の三日月。つまり、大侵寇イベントを勝手にメディアミックスの1つのように扱ったのである。先程メディアミックスの三日月が嫌いだと言ったが、メディアミックスが嫌いなわけではない。他の漫画やアニメでも、嫌いなキャラはいるけど作品は好きだなんて、よくあることだろう。この超解釈によって「大侵寇に出てくるどこかの本丸の三日月は嫌いだけど、大侵寇イベは嫌いじゃないし、自本丸の三日月は好き」という状態を手に入れた。私は自本丸の三日月を嫌いになりたくないだけなのだ。
 3つ目は、とうらぶから離れること。not for meの気持ちがとてつもなく大きければ、離れるという選択肢もあるだろう。

 刀剣乱舞は長年「ストーリーの余白」を独自の魅力としてきた。本編と呼ぶべきストーリーがないソシャゲなんてなかなかない。そして、それを短所ではなく長所としてきたのは面白いと思う。「それぞれの本丸」という設定にもたくさん救われてきた。私の本丸は私の本丸、あなたの本丸はあなたの本丸。その考えが多くの審神者に根付いているからこそ避けることのできた争いは確かにあったと思う。
 しかし大侵寇イベでは、「大規模なストーリー展開」が「全ての本丸」で行われた。今までの刀剣乱舞と全く逆のことが行われたのだ。ストーリーの余白に大侵寇イベのストーリー展開がハマるかどうかなんて、本丸次第だ。そして、私の本丸にはハマらなかった。ただそれだけなのだ。


 今回の大侵寇について見かけた様々な意見に対する私の意見も整理したいと思う。

 まずは、「今まで‪ゲーム内で出てこなかっただけで、もともと三日月は"こういう"キャラなのでは」という意見。私もそれは考えた。でもそれを受け入れてしまうと、私は自本丸の三日月を嫌いになってしまう。私は自本丸の刀は好きでいたい。エゴでしかないけれど。だから「もともと三日月は"こういう"キャラ」は受け入れられなかった。
 私はメディアミックスの三日月が嫌いで、これはどうしようもないことなのだ。もちろん、メディアミックスの三日月が大好きな人がいることも知っている。それを否定するつもりはない。だからこそ、私の「嫌い」という気持ちも否定されたくない。好きに理由がないように、嫌いにも理由はないのだ。

 次に、「なぜ練度が高く本丸に貢献してきた推しを差し置いて、三日月と初期刀が特別扱いを受けるのか」という意見。それに関しては「全刀剣のストーリーを作るのは不可能だったから」でしかないだろう。最初の1振である初期刀とこのゲームの看板である三日月が選ばれるのは自然なことだと思う。私の最推し2振はどっちも短刀だけれど。
 だから、大侵寇のような大きなイベントでいつか我が推しが活躍することを期待して待ちたい。そのときは、自本丸の出来事として目一杯楽しもうと思う。


 以上が、大侵寇について私が考えたことだ。自分を納得させるために書いたため、これを読んでくださった皆様は何一つ共感できなかったかもしれない。申し訳ない。でも、もしかしたら、こんな文章でも誰かの気持ちを少しだけ晴らすことができるかもしれない。そう期待して、投稿してみる。

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