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シンガポールの「住」🏠

クリスマスが終わった頃から、街中が旧正月の装飾で非常にワイワイしていてとても新鮮です。もたもたしていたらあっという間に2年が過ぎてしまいそうだなあと若干の焦りを感じながらも、とりあえず今を一生懸命生きています。笑
生活に慣れてきたこともあり、先週はグロチャレ同期に紹介してもらった日本人コミュニティにも参加してみました。日本では会えないような人がたくさんいて、楽しかったのでまたレポートします💪

前置きが長くなってしまいましたが、これから3回に分けて、私が経験しているシンガポールのリアルな衣食住を紹介してみたいと思います。順番ばらばらですが今回は住です🏠


シンガポールの家事情

前の記事でも書いたように、シンガポールの家賃はとても高い…!そもそも東京23区と同じくらいの国土しかなく住宅が密集していること、加えてコロナ禍で住宅建設が遅れたりなどの理由で2020年以降に一気に価格が高騰してきているようです。
形態としては高層マンションがほとんどで、大きく分けるとHDB・コンドミニアムの2種類です。(もちろん一部アパートや一戸建てもあり)
↓大体、こんな特徴。

HDB
- 住宅開発庁(Housing & Development Board)が建設した団地のようなマンション
- シンガポール国民の80%ほどが住んでいると言われている
- 外国人は借りれるが、購入はできない
- シンガポール島内で最も住居数が多い
- 月S$1,500~4,500(約15万~45万)ほど

1階には飲食店やコインランドリーなどお店が連なっています。竿を使って洗濯物を乾かしているのが見えます。

コンドミニアム
- 民営の高級マンション
- 主に外国人やシンガポール人の富裕層が住んでいる
- セキュリティ面強い
- ジムやプール、BBQピットなどの設備が無料で使える
- 2~3LDKで、家賃S$3,000~15,000(約30万~152万)ほど

セキュリティ、プールやジムなどの設備が充実しています。コンドによってはリゾートホテルのような見た目です。

日本でいうワンルームのような一人暮らし用の住宅はほとんどなく、かつ2~3LDKを1人で借りるには高すぎるため単身の場合はユニット全体を何人かでシェアして使っていることがほとんどです。
ちなみにシンガポール人でもHDBが買えるのは21歳以上の既婚者のみ、単身の場合は35歳以上しか購入権がないようです。(低所得者には国から補助金が出るようで、収入が低い若いうちに結婚して購入しちゃうのがコスパいい…といった話も聞きました。)
なので結婚するまでは基本実家暮らしの人が多い様子。そして今はコロナ禍の影響もあり購入までの順番待ちがあり、婚約中の同僚からは、買うと決めてからリノベーションが終わるまで約3年かかりそう…との話も聞きました。日本だと社会人になったら実家が近くても単身で住んでることも多いですが、シンガポールで実家を出るハードルがここまで高いとはびっくりしました。

さて、以前の記事でも書いている通り、私は今会社から電車で30分ほどのエリアのコンドミニアムに6人で住んでいます。キッチンとリビング、バストイレが共用で、それぞれが6畳弱の1部屋に住んでいます(そのうち1人はバストイレ付きの部屋)。自分で家を見つける人の参考になったらと思い、実際に私がどうやって家を探したのか、紹介したいと思います💁‍♀️

家探しサイトで目星をつける

まずPropertyGruという日本のSUUMOのようなサイトを使って候補の部屋を探します。
私は到着後のホテル生活期間をなるべく短くしたかったので、日本にいる時から内見調整をしていました。メールで問い合わせをしても全然返ってこないので、
エージェントとのやりとりはWhatsAppがおすすめです。アカウントを持っていない場合は事前に作成しておきましょう!
予算を決めた上で、探す時の条件はこんな感じでした↓
- 会社まで歩けるHDB か 電車で30分以内のコンド
- ルームメイトが全員女性
- 部屋、特に水回りがきれい(そう)
- 料理禁止じゃない
- 家具付き(特に机椅子)
- できれば中〜高層階

エージェントと連絡が取れたら、上記を聞いていきます。ルームメイトの性別や人種、年齢層は聞いたら教えてくれます。また部屋や水回りの写真は直接もらいましょう。日本でも同じかと思いますが、ウェブ上とエージェントから送られてきた写真ではイメージがだいぶ違うことも多いです。私は特に水回りは清潔か、シャワールームにトイレとの仕切りがあるかどうかを結構みてました🤔
(結局今全くしてないですが笑)料理OKにするとキッチンが汚れてしまうので、お湯を沸かすことしか許されてない部屋もあります。毎日外食は辛いなと思っていたので、軽い料理はOKのところの中から選んでいました。
日本の家探しと比べて夜にもチャットの返信が来たりすぐ電話で条件をヒアリングしてくれたりと仕事のスピード感は速いように感じました。
ちなみに日本だと築年数を気にすることも多いですが、こっちだとリノベーション物件も多いため古くても中はきれいだったり、逆に新築だといろんな不具合が住み始めてから発覚することも多いらしいです…😂

エージェントとのやりとりはこんな感じ…🙂

いざ内見

到着日を土曜日にしていたので、日曜日の朝から内見に行きました。住みたい順に時間差で4軒アポを入れましたが、運良く最初の物件がとても気に入り、その場で即結しました。同世代の日本人も住んでいると聞いてたため、なんとなく安心感があったのも大きいです(のちにパーソルの子とわかる)。
いざ内見というほどのネタはなかったですが笑、明日行きたいですといったら前の日の夜でも調整してくれたり、不在でも着いたら暗証番号教えるからそれで勝手に入ってくれと言われたり、かなり柔軟に対応してもらいました。シェアハウスなので、普通に他の人が住んでいる生活感のある家にちらっと見に行く、そんなノリでした。笑

ついに契約へ

入居日を決め、鍵をもらい、WhatsApp経由で契約書を送ってもらい電子署名をし、当月の家賃で1ヶ月分+デポジットとして1ヶ月分を支払い完了です。
日本のように大量の契約書があるわけではなく、かなりシンプルでした。一応自分で読み、翻訳ソフトでも念のため和訳して読み、特に違和感はなかったのでサインをしました。今の所特にトラブルはないですが、失敗記事(?)にも書いてある通り、部屋の中のものが破損した時の対応などは確認しておけばよかったなあと思ってます。当時はまだ銀行口座がなく現金で支払いましたが、今現在は毎月PayNowという送金サービスを使って月末までに手動で送金しています。

シンガポール生活開始にあたって一番心配してたのが家探しだったので、一安心でした。到着して1日以内に契約が完了したのは我ながら優秀だったと思います🥳笑

実際住んでみてどう?

一言で言うととても満足しています。正直感覚的に勢いで決めましたが、この部屋にしてよかったです。毎日オフィス出社のため会社に近いことを重視しようかとも悩んでましたが、今思うと帰宅時間がイメージよりもかなり早かったので、家での過ごしやすそうさで選んで正解でした。
あと、気温も高く湿度も高いため虫の発生は警戒していましたが、結果そんなに対策していなくても発生頻度が少なく安心しています。(4階かつ周りに飲食店がなくても1ヶ月に1回はゴキブリ発生しますが😂)
また、女子だけということもあるのか、みんな清潔を保とうとしているのと、水回りなどのユニット内の共有スペースを掃除してくれる方が週2で来てくれるので、衛生面も快適に過ごせています。ゴミもユニット内のゴミを捨てるドア?窓?に放り込むだけで回収を待たなくていいのも楽ちんです。清掃の頻度やゴミの廃棄方法によっては虫が集まりやすかったりするので、もし次回選ぶとなったら見るべきポイントだなと思います。

そして、家の中に冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機、机椅子ベッドなど清潔感のある設備がしっかり準備されているので初日から問題なく生活できるところもありがたいポイントです。
会社の同僚には、20分以上電車乗るなんて遠いよ!とよく言われていますが笑、電車はそんな満員ではないですし、通勤時間を仕事開始までの準備時間にできるので私にはちょうどよかったです。

1点だけ、シンガポールはバスの便がかなり整っているので、駅のみで探す範囲を絞らなくてもよかったかなとは思いました😀

次は食について書いてみます💁‍♀️

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