Numbersの魅力を語る
兄のドン・エプス(左)(ロブ・モロー)はバリバリのFBI捜査官。
弟のチャールズ・エプス(右)(デイビッド・クロムホルツ)は天才数学者。
二人が次々に起こる難事件を、ドンはその行動力とリーダーシップで、弟は数学のロジックの力を使って解決していく。
事件は殺人や企業の汚職などシリアスな内容が多い。
解決までの展開が毎回度肝を抜かれる。
FBI捜査官の潜入捜査や突入シーンは、手に汗握るデッドヒート。
事件の切り口は観ている人には犯人や原因が全く分からない。
FBIチームがスピード感を持って次々に展開していくさまは、ハリウッド仕込みの展開力を感じる。
犯人をとりまく社会環境。マフィア、汚職や政治疑惑。ドラマだけど生々しい。
舞台はロサンゼルス。地元のバスケやメジャーリーグの話が会話に盛り込まれているのも現地の生活への想像力を掻き立てられて楽しい。
数学者のチャーリーは兄ドンの助けになりたいと、解決不可能な事件に数学の理論を駆使して手助けをする。
聞いたこともない実在する数学の理論を、FBIチームの前で語る弟。
それを聞いてFBIチームが「oh?(何言ってるんだ?)」みたいな顔をする。
トラッキング不可能な事件の全体像をつかむことに大きな役割を担い、実際にさらに重大な事件に発展するのを防ぎ、犯人を捕まえるのに大きな役割を果たしている。
コンピューターテクノロジーを駆使するシーンもある。
犯人を割り出すために数学の理論を用いるのだ。
数学的技術を、犯人逮捕に応用しようというのだから面白い。
単なる学問の域にとどまらない、数学の力を目の当たりにするのもこのドラマの面白さの一つだ。
学問を「駆使」する力。
数学者チャーリーだからこそ、数学という学問を総括し
本質や概念を理解し解決のためにに発想と機転を効かせる。
ちなみに、私もチャーリーが何を言っているかわからない。
けどどうやら数学が、地図や犯人の存在可能性や犯人である確率を割り出すのに使ってしまえるようなのだ
ぜひその目で、犯人を捕まえるさまを見てほしい。
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