目覚め

おはよう。

フツフツと湧きあがる音を感じてる。

わたしの中で、
今日も誰にも気づかれず
誰にもみせない
だけど大切な尊い小さな種に
アイが育み育まれ
目覚める音がするよ。

ずっと探してきた。
ずっとね。
果てしなかった。
沢山の人と出会ったね。
数えきれないぐらい
人が50年ぐらい？なんならもっと年月をかけて体験することを30年とちょっとそこらの2年で、体験させてもらったね。
喜びもいっぱいあった。
楽しみもいっぱい感じたよね。
明るい方へと光にも包まれ、守られ、寄り添われ生きてこれた。
その分と言ってはなんだけど、
裏切りも、絶望も、暗闇も、光がずっとずっと遠いと思う日々もあったよね。
誰に一番感謝を伝えたい？そう問われるならば、
わたしはわたしへ一番に
〝有り難う〟
と言ってあげたい。

与えてもらった特性の一つ
根っこは楽観的だってこと。
光が見えなくとも
光があると無意識だったとしても
信じ続けられる強さがあること。
私らしく生きるってことを
諦めなかったブレない芯をもちあわせていること。

私らしくって結局なに？と
迷走したこともあったけど
今日わたしが想うように息すること。
肚のまんなか
ヒトが生きる上での中心点
ここ一点はいつもあたたかく
泉のように湧きあがる生命エネルギーを感じて
肩を落とし、胸は広がり
目線はほんの少し上向に。
頬は、ほんのり赤く喜びの印として膨らみ
口角は優しくあがっている。
なにかを見つめる瞳は
いつも純粋でまっすぐで
希望に満ち溢れ
緩みながら
穏やかに今日とゆう日を
息している。

外側へ外側へと。
真剣になっても、笑っても、泣いても、喚いても、歩いても歩いても見つけることができなかった自分が問いつづけた答え。

きっと
答えのない答えを探している子達って
多いのではないかと、自分の生きてきた道を振り返り想う。

フツフツと湧きあがるものがある。
それが何なのか今はわからない。
だけど
もう私は探すことをしない。
探すのではなく
歩くだけ。

そこに繋がるこの道を
喜びで歩いていくだけ。

もっともっと
人生を歓びでわたしは生きてゆく。
誰かのしあわせ
世間のしあわせ
ではなく
わたしが、湧きあがるほどに想う一点の喜びを感じ続けながら今日も生きてゆく。

息ること。
そぎおとされるほどに美しさが滲みでる。
シンプルなほどに洗練されてゆく。

静かに
ゆるやかに
螺旋を描くように
舞い上がってゆく。

１９／♾️