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エンジニアの皆さんへ、CTOから伝えたいこと


※本記事は、2022年12月12日公開時点の内容を再構成しています。

はじめに

初めまして。CTOの小間です。目を留めていただきありがとうございます。私は大手企業から創業期のスタートアップに飛び込んだエンジニアです。大手企業に勤めていれば、安定的な収入や知名度を得ることは確かにできるかと思いますが、自分が最期に満足できるものをこの世に残したいと思った時にこのままでは難しいと考え、身を置く環境を変えることを決心しました。

そんな、昔の自分と同じように、現状に大きな不満があるわけではないけれど、このままでいいのかと考えてベストな働き方を模索しているエンジニアに向けて、お話しさせていただきます。

停滞は衰退への一歩

いわゆる「コンフォートゾーン」というものがあります。ストレスや不安がない領域のことで、たとえば慣れ親しんだ仕事や同僚などの環境に身を置き続けるのはとても楽なことです。多くの人がコンフォートゾーンの中で人生を過ごしているでしょうが、これは当然な事かと思います。

しかし、そこに居座っていては成長の機会は失われます。居心地の良いコンフォートゾーンを抜けて自らの能力を超える領域であったり、未知の体験が得られる環境に身を置くことで初めて成長することができます。特に、エンジニアの世界では、数年前までは存在していなかったものが瞬時に世界に常識になることが往々にしてあり、変化のスピードが極めて速いというのは周知の事実です。そんな中で停滞していると衰退するほかありません。言い換えれば、エンジニアはコンフォートゾーンから抜け出し続けることが宿命付けられているのです。

それを苦と感じず、むしろ楽しむことができる働き方や会社に身を置くのが、エンジニアにとって最も成長機会のある良い状態であると私は思います。

SimpleFormでの開発に熱狂するワケ

その環境が、私にとってはSimpleFormでした。

私達SimpleFormは、ワンクリックで法人調査ができる「SimpleCheck」というサービスを開発しています。法人調査と言ってもピンと来ない方が大半だと思いますが、金融の領域においてはチャレンジングな課題がたくさんあるドメインです。たとえば、法人口座開設の審査時には、その法人の定性的・定量的な情報を知ることが欠かせません。しかしながら、情報を知るための方法は永らくアップデートされていません。

Webによる簡単な検索では収集出来ない、世の中に散らばっている法人の情報をワンクリックで得られたらどうでしょう? 恐らく金融機関の法人調査がよりスピーディーになり、それに比例して法人取引のスピードが格段に向上することと思います。

それを実現するために作ったのが「SimpleCheck」というサービスです。

創業当初はシェアオフィスの隅で、法人名を検索するだけの簡易なプロトタイプを作りました。次にマンションの一室を借り、初期メンバーと共にベータ版を作り上げ公開しました。金融機関に提供するアプリケーションをゼロから作り上げるには、ソフトウェアアーキテクチャ、インフラ、データ基盤、デザイン、機械学習、検索アルゴリズム、セキュリティなど、幅広い知識の総動員が必要で、エンジニア全員で試行錯誤を繰り返しました。この1年、書籍を読んだり、詳しいエンジニアに話を聞いたり、新しい AWSサービスを試したり、時には、OSSの不具合に気付き独自に修正をいれたりしたこともありました。全員が急速にフルスタックエンジニア化したという感覚でした。

また、SimpleFormが大切にしている価値観の一つに「謙虚であること」が挙げられます。ソースコードのレビューを率先して行ったり、Slack 上でメンバーに感謝を伝える絵文字がたくさん使われていたり、エンジニア以外のチームも含めてメンバーの行動を讃える機会があったりと、ひとつひとつは些細なことかもしれませんが、その積み上げの力による心地よさはSimpleForm独自のものと思います。

当社は現在3期目に突入しましたがまだまだカオスな状況は続いています。コンフォートゾーンの外で成長し続けられるのと同時に、上述のような心地よさも得られる環境であると自負しております。「今はまだ、開発経験が浅いけど...」と思っていても、謙虚さと気力と向上心があればフルスタックで活躍できるようになるのがSimpleFormです。

困難は成長への一歩

カオスな状況はまだまだ続いていると申し上げましたが、具体的には以下の課題で困っています。一緒にこれらの課題に取り組んでくださる仲間を絶賛募集しています!

  • この世の全ての法人、代表者、住所、業種の変遷を全て捉えてネットワーク分析を可能にする

  • クローラー、スクレイピング、言語処理などの技術を駆使し、行政オープンデータやWebニュースの収集と分類、タグ付け、名寄せを行う

  • データパイプラインの構築とデータの整備や分析により「SimpleCheck」で提供可能な調査コンテンツをより豊富にする

  • ビルド、テスト、デプロイの自動化によりお客様へのデリバリーを高速化する

  • AWS の各種サービスやSaaSを組み合わせてプロダクトチームの開発効率を最大化する

  • 何重ものセキュリティ対策によりお客様や当社の大切なデータやシステムをより堅牢にする

誰も解いたことがない未知の課題にチャレンジするわけですので、最初からうまくことは無いでしょう。きっと、謎のバグに悩まされたり結果が思うように出なかったりして、挫折しそうになることもあると思います。それでも「こうしたらどうか」と考え続けられる粘り強い方と共に進んでいきたいと私は考えています。

最後に

最後に社風について触れますと、私達は大企業出身者とベンチャー企業出身者で構成されております。その背景もあってか、大企業の文化を重んじつつも、「新しい技術が試せる」「リスクをとったチャレンジが叶う」といったベンチャーの良さも掛け合わさっている組織です。

現状に大きな不満はない。けれども「今よりチャレンジしてみたい」という気持ちを抱えているエンジニアの皆さん、一緒にチャレンジをしませんか?

SimpleFormでは「全ての法人がフェアに繋がれる世界」を目指す仲間を募集しています

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