403_ChatGPTで志望理由添削の時間を半減!高校教員のためのスマートな使い方
人生に感謝を。シンパクト和 です。
今週、ChatGPTを使いながら、生徒の志望理由書の添削を行いました。
「高校教員必見!ChatGPTで生徒の志望理由添削?!」では、そのやりとりを紹介します。
清書前で下書きをOneNoteへ行っている段階の指導です。本校では、一人一台端末が完全実施されていて、全員Teamsを使用しています。クラスノートブックでお互いに内容を共有しています。
今回は下書きの完成を目指しました。
ステップ1
生徒の志望理由書を読んで、気になる点に1つずつこまめにツッコミ
突っ込む内容:
・文法的な間違い
・別の表現のほうが伝わるのではないか
・何を主張しているかわかりにくい。
などです。
ここは、教員の実力が試されます。
ステップ2
生徒の回答を聞いて、どう書き直したらいい?の検討
ここで、教員の質問力+生徒の思考力+ChatGPT。
生徒に、思っていることをどんどん話させます。私がつっこみます。そのやりとりの中から出できたいくつかを選んで、あるいはすべてを音声入力します。
内容によって、ChatGPTとperplexityのどちらかに入力します。
どんどん出力結果を出させます。私と生徒それぞれが端末でこの作業を同時に行います。お互い少し違った指示を入れたりしながら行いました。
生徒へ事前にChatGPTのプロンプトレクチャ:
・とにかく思ったことをすべて入力。情報量が多ければ多いほど良い回答が得られやすいこと
・具体例を交えて詳しく説明して
・5つ出して
・重要:このタスクで最高の結果をだすために、追加情報が必な場合は、質問をしてください。
基本的なことだけを伝えました。
結果を見ながら2人で検討します。
生徒から「この表現が自分の考えていることにマッチします」と意見が出たり、私から「君の考え方からしたらこの表現がいいんじゃない。」と意見が出たりと、まさしく2人+参謀2人状態で添削がスムーズに進みました。
ステップ3
改善点をすぐに生徒が自分の端末で入力
ステップ1~3を繰り返す
ステップ4
完成した文書を生徒に朗読してもらい、私は目を閉じて聞いて最終確認
意見交換して微調整。
所感:
昨年までは、ステップ2のところは
・生徒に発問を繰り返してなにかでてくるか?
・でなければ教員がなんとかアイディアをひねり出す。
・Google検索にキーワードを入力してヒントを得てひねり出す。
などでした。しんどいところです。
今回のステップ2は、私も生徒も楽しみながらアイディア出しできました。生徒のChatGPTの使い方がユニークだったりして、思いの外いいアイディアが出たりと面白かったです。
かかる時間は例年より短く、疲労感も少なく、そして何より楽しかったです。
来週以降の添削指導、いずれ始まるであろう面接指導など楽しみになってきました。
生徒と自分2人とChatGPTとperplexityを開いて実施すると、2人+2人で考えを深められる感覚でした。
新しいテクノロジーを取り入れることで仕事が変化していく楽しさを実感しています。
自分ができることを繰り返すだけの仕事はしたくない。シンパクト和 でした。
補足:
生徒は、ChatGPTとperplexityはアカウントを使用せずに利用しました。使わせる上でアカウントなしですぐに利用できる点が生徒へ良かったです。ちなみにアカウント作成して利用すると、履歴が残って便利です。