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208_タスクからとりかかる < 論点からとりかかる

人生に感謝を。シンパクト和 です。

 仕事を成功させるためには、タスクに取り組む前にそのタスクの背後にある「論点」を理解することが重要ではないでしょうか?

 論点を明確にすることで、効果的なタスク設計が可能となり、問題解決に向けた適切なアプローチを取ることができます。

 論点を共有することでチーム内の意思疎通が促進され、計画が順調に進まない場合でも柔軟に対応することが可能になります。

 タスクを振る際も、論点を伝えることで担当者が意図を理解しやすくなりませんか?

 つまり、価値ある仕事をするためには、単にタスクをこなすのではなく、そのタスクが解決すべき論点を考え、それに基づいて行動することが求められます。

 仕事は「いつまでに~をしてください」というタスクで振られる場合がほとんどです。
 振った相手にとって、「あなたに頼んでよかった」と思われる仕事をするにはどうしたらよいでしょうか。

 「次週までに誰々さんと打ち合わせして、総合探究の授業設計をしてください」というタスクがあったとします。
 まず、前年の例を見たり、他校の例を見たり、似たようなことをやった事のある同僚に話を聞いたりしないでしょうか。
 価値のある仕事をするため、その前にやることがあります。「このタスクは何の論点を解くためのタスクなのかを自分なりに考えること」です。これをタスクの開始前に行うことが大切です。

 タスクがあるという事は論点があるはずです。自分なりに論点を整理して、依頼をした相手とすり合わせをした上でタスクに入る事が有効です。
 論点を仲間と共有することで、意図に沿ったタスク設計になります。
 タスクを実行中に思い通りにいかないことがあっても、論点に照らし合わせて別のタスクでの代用を考えることもできます。

依頼「誰々さんと打ち合わせして、総合探究の授業設計をしてください。」

論点は何?を自分なりに思いつくだけあげる。

なぜ誰々さんに頼む?
誰々さんの経歴は?
今回の授業での狙いは?
前回の授業までとの接続は?
生徒につけさせた力は?

などと思いつく限り、論点を挙げます。これらの問いを整理して?のない形にすることが、タスク設計です。

 すぐにタスクにとりかかってしまった仕事は前年踏襲になりがちです。いきなりタスクに取り掛からずに、「論点を考えてから」仕事をするようになると毎年改善が進みます。

 ほとんどの場合、仕事はタスクで振られます。タスクを振られた場合は、上記の方法を取り、自分がタスクを振る場合は、論点を伝えるようにしています。

 タスクのみ伝えたために、担当者と他の先生との話し合いがうまくいかなかったことがあります。「論点」をお互いに共有しないタスク設計の話し合いになってしまったからです。

 これを避けるためにも、タスク設計に取り掛かる前に「論点を考えてから」を大事にします。
 論点を考えて、タスク設計を行い、タスクに沿った作業を行い、アウトプットができれば意図した仕事になります。「論点」があることで、工程の途中で有効な修正もできます。

他者と協同して価値のある仕事をしたい。そのためにどうしたらよいか工夫し続けたい。

人生の限られた時間を大切に。シンパクト和でした。

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