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日記をつける三ヶ月 中編

2024年1月14日から3月17日まで、「日記屋 月日」主催のワークショップ「日記をつける三ヶ月」に参加しました。ファシリテーターは、古賀及子さん。

その時書いた日記を初編・中編・後編にまとめ直しました。中編では少し日記を書くことに慣れてきています。


2024年2月19日(月)

今日も在宅なので朝は6時起床。

月曜はできるならだらだらと仕事をしたいので、在宅にしている。

キッチンへ降り、コーヒーを淹れ、ヨーグルトにグラノーラとりんご酢を入れる簡易な朝食で済ます。

今日は6時25分から始まるTV体操に間に合う。この体操をやることで仕事へのスイッチが入る気がしているので大事だ。

昨日のワークショップを振り返り、みんなの日記を研究し、自身の日記の方向づけの参考とすることを決意する。せっかくみんなの日記が読める環境で、実際に話も聞けるワークショップなので、それを利用してみようという気になる。

具体的には日記毎の傾向をポジショニングマップ化し、この二週間、どのポジションを目指したいか参考にする日記の目安を付けてみる。これは古賀さんがワークショップで語っていた内容がヒントになっている。

7時から仕事開始。先週の嫌な予感を引きずっているので、手早く資料を作成し上司のIさんに情報共有のメールを送る。

案の定、先週末に部門代表者とで話し合いが有ったようで「事業部B(私の所属する事業部)のメンバーで会議を設定してほしい」と返信が来る。

部門代表者からIさんへの情報伝達のみになることを予測し、恐れての朝のメールだったが、予感は当たり、メールしておいて良かった。

説明責任はこちらが持っていないよなと思いつつも、粛々と会議の設定を進める。

午後からは新システムのマニュアル作りを進めようと考えていたが、サーバーが飛んだようで(トライアル用サーバーで運用時に使用するサーバーとは別)、フォルダーが空になっており、モチベーションが地面にめり込む。

夕方からは近所の内科へ出向き、血液検査用に採血をしてもらう。

最近職場の特殊健康診断(発がん性の物質などを仕事で扱うと年に2回、簡易的な健康診断がある。過去の作業で、洗浄に使用していたスプレーに発がん性物質が含まれていた為)を受け、その血液検査結果でγ-GTPが200を超えていた!昨年8月に通常の人間ドックの差異にはγ-GTPの値は100程度だったので、かなりの上昇だ。酒が弱いくせに、年末年始に日本酒などを沢山飲んだ所為だと思う。

1月末からしぶしぶ禁酒をしており(酒は弱いがちびちび飲むのは好きである)、その効果が表れたか、確認の検査。これでγ-GTPが下がっていれば、お酒の量をコントロールすればよいので、原因と対策が分かってホッとできるのだが。

3~4日後に結果が出るというので、木曜には原因のめどは付いているだろう。ただ、先生は食べ過ぎの脂肪肝も疑ってはいた。

2024年2月20日(火)

朝6時起床。今日は午後から出社だが、午前は在宅なので朝は気分に余裕があるのが良い。

キッチンでやかんを火にかけてから洗面台で顔を洗う。洗うのだが、洗った後、洗面台がびしょびしょになるのが嫌だった。

嫌なままに三十年程朝を過ごしてきたが、最近素晴らしいテクニックを知る。水を掬うように両手を合わせ、その付け根をあごに付けて顔を洗うと、水はねがほぼ無いのである。これは素晴らしい!情報のアップデートは大切。

さて日記の改善案だが、1.文体の方向性 2.比喩を盛り込む 3.タイトルを付ける あたりでやってみようかと。

1.文体の方向性 はほぼ決まった。あとはそこに近づけるためのヒントが見つかれば尚良いといったところ。2.比喩を盛り込む はまずはフレーズ集めをしてみようかと。3.タイトルに関しては若干不安があり、トライしてみてきつかったら止めてみよう。

計画をしっかり立てることにより、改善の日記そのものを書くのを先延ばしにするのは良くない手だとは思うが、まあ性分なので仕方ない。

仕事は7時からだが、午前は会議がふたつ入っており、ほぼ仕事にならない(会議も仕事だが)。

午後から出社なのだが、ふたつ目の会議は11時から12時半と、絶妙な時間なのでカップラーメンを食べつつ会議をこなす。Teamsの会議の良いところは、ファシリテーターで無い限りはカメラ切っておけば、かなりの自由が利くところだ。

会社には14時前には滑り込み、15時からの打合せに間に合う。15時からは事業部 BのOさんとマニュアル内容のすり合わせ。

明日は事業部 B内でファシリテーターを勤める会議があるので面倒くさい。Oさんとの話の延長線上の話なのだが、開示情報が少ない中での打合せとなるので、ゴールポストが霧の中にぼんやり立っている感じでやりづらいったらない。

夜は友人と串揚げを食べる。家の近くに串揚げ屋があるのを知らなくて、「行ってみよう」となったのだが、最初のひと串目が「牛串」で「さすが関西が本場だな」と妙に納得した。

串揚げは通天閣の下で食べて以来だから10年ぶりぐらいだろうか?揚げたては美味しい。写真は無い。

2024年2月21日(水)ロールキャベツにはお米が入っている

今日は出勤日のため5時20分に起きる。

出勤日も朝7時に仕事を始めたいので早起きである。人がいない時間の仕事の捗り具合を知ってしまうと、なかなか8時半スタートには戻せない。

今日は車での出勤。電車だと1時間45分程掛かるが、車だと45分程で着く。圧倒的な通勤時間の速さ!

朝は道が空いていて、気持よく走れるのも良い。たぶん手や足を動かし、車を操るその動作、しかも前に進む動作が多いのが心理的に心地良いのだろう。電車通勤には無い楽しさである。

ある方の日記で「志布志は宮崎空港の方が近い」といった事が書かれていたのを思い出す。車の中では色々考えるのが楽しい妄想タイムなのだが、そういったフレーズも急に思い出す。

そう、志布志は宮崎空港の方が近い(最近は高速道路網も発達したので、どうだろう?)。

両親が宮崎県都城市の人なので、子どもの頃、夏休みはまるっと都城で過ごしていた。都城市民が海と言えば志布志湾、食事処と言えば大黒だった。

ちなみにプールは宮交シティ。宮交シティは祖父母に連れて行ってもらい、その大都会な感じにお上りさん感満載でキョロキョロしていた覚えが。ドキドキ感は宮交シティの方が上だが、志布志湾で泳ぐ方がリラックス出来て、実は楽しかった。

道は空いており、会社には7時前に到着。無料のコーヒーメーカーからコーヒーを注ぎ、メールチェックから始める。

今日は9時から会議続きなので、それまでの時間、せっせと新システムのマニュアル作りを進める。他の業務もあるのだが、全てボールは投げており、ボールの帰り待ち。

9時から11時までは連続でふたつの会議。ふたつめでライフゲージをごっそり削られる…

予定通り午後からは在宅勤務に切り替え。

今夜は友人たちが誕生日会を開催してくれるというので、いそいそと出掛ける。

電車の中でひらいめぐみさんの「転職ばっかりうまくなる」百万年書房 を読んでいたが、「日本語が危うい」というパワーワードに電車の中で吹き出しそうになる。

かくいう私も就活らしい就活もせず、受けた会社は悉く一次面接で落ちたので、この「日本語が危うい」は実感がある。当時は完璧だと思っていたが。

大学の卒業名簿の就職先欄になんと書けばよいのか分からず、当時は実家暮らしだったこともおり「家事手伝い」と書いて提出した(探せばどこかに名簿は残っているだろう)。

卒業後は職安通いをしていて、若くして職安に通う私を心配したのか、楽そうな仕事ばかり選ぶこちらの希望を完全無視し、「この会社がお勧めです」と最初の就職先を決め打ちしてくれたYさん、その恩は今も忘れていません。

夜はペリメニキッチンで美味しい食べ物と仲間たちとのたわいのないやり取りとで楽しいひと時を過ごす。終わりよければすべてよし。

2024年2月22日(木)会議で困った時は「バナナ!」と叫ぶらしい(ホント)

朝6時に起床。

休日前の朝ということで、少し豪華にベーコンエッグを作り、トーストと頂く。

以前に塩豚を低温調理したものをハム的に使っていると書いたが、それにはロース肉を使っている。ベーコンはバラ肉を塩漬けにして、サーモスのイージースモーカーで燻し、ベーコンの代用としている。

イージースモーカー

キッチン用品で「買って良かった」と思う品は数品あるが、これもそのひとつ。購入当時は楽しくて、色々なものを燻製にして楽しんだ。

7時からはマニュアル作りのために、トライアル環境で新システムを動かし、動作を確認する。それをスクリーンショットに撮り、マニュアルに落とし込む。

夕方からは新システムのトレーニングについて会議。我々の事業部 Bと事業部 Aとの合同。Bからは私含め2人に対し、向こうは10人でしかも部門代表者も向こうの人という完全アウェー。

アウェーではあるが、Aの人達は脱線が好き。話が進まない。部門代表者がファシリテーターだが、何を決めたいのかさっぱり要領を得ない。「いま、この事についてこれを決めたいからこの話してます?よくわからないので教えてください」と知らないフリという剛腕で話を引き戻す。

それでも、脱線は続くよどこまでも、なので、部門代表者のHに「Hさん、いまこの事について話しています?これを決めるんでしたっけ?」と状況確認の振りをして話を引き戻す。 

明日は朝早い為、早めに寝る準備に入る。

2024年2月23日(金)こけ活は工人の話を聞いてナンボ

今日は休日なのでこけ活といろいろを。

伝統こけしは福島から始まるので結構遠い。三連休で道路も混みそうだし、首都高が雪でストップも嫌なので、朝の5時には家を出発する。

栃木の那須辺りは雪が降っていたが、福島に入ると雪も止む。

farmer's table manoにて、たけし豚のランチ。たけし豚はオーナー自ら放牧して育てた豚で赤身の美味しい豚肉。一昨年食べて以来のファンである。

シャルキュトリー盛り合わせ

写真だとその美味しさが伝わりにくいのが残念。前菜にはたけし豚を使ったシャルキュトリーとサラダ。メインはたけし豚のローストとなる。

シャルキュトリーの中でも前菜に入っているハムや、テイクアウト出来るベーコン、ソーセージが旨い。パテ類も美味しいのだが、シンプルな加工品のほうが、たけし豚の良さが活きるようだ。

プリンは正義

さて本日のイベント、こけ活はfarmer's table manoがある宮城県川崎町から車ならそこまでの距離で無い白石の鎌田こけしや。弥治郎系のこけしを作る鎌田孝志工人のお店。

店のこけしを手に取り、「これは伝内のこけしを復元したもの。(写真を出してきて)これが原だか、表情が独特。なかなかこの表情が出せない」などと貴重な話を伺う。

写真左が伝内のこけしを復元したもの

この3本のこけしを購入し、お暇する。

夜は福島県南相馬市のhaccobaにて美味しいクラフトサケと料理を。極楽至極。

Brewery と Pub が併設しているスタイル
こちらはフォートグリーンというお酒でクロモジが入っている

コース料理と美味しいクラフトサケが終わるころにはすっかり酔っ払い。

店を後にし夜空を見上げると朧月夜が揺れている。

「揺れているのはわたしではない。夜だ」

このフレーズは矢作俊彦だっただろうか?火照る頬に夜風も心地良く、宿まで戻る。


ワークショップも何回か経験し、古賀さんからの的確なアドバイスと褒め倒しで日記を書くモチベーションが上がっています。

日記とエッセイの違いも把握しつつあり、日記を意識して書いているのが分かります。初編と比べると各段に日記らしくなっているのでは?

前回のワークショップで「比喩を使ってみよう」というお題が出たので、比喩を使おうと苦心していますが、さほど上手くいってない様子も見て取れます。


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