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オンラインゲーム課金

 うちの下の子どもがオンラインゲームに8万円近く課金をしていることが判明しました。

 こんなこと、実名を出していれば、とても書けないことですが、ここはリアルと紐づけていない場所であり、家庭内で起きたこうした問題も書けるのは、自分の頭を整理するうえでも、ありがたいと思います。

 いろいろ調べたところ、どうも、家に置いてあった現金を持ち出したというわけではなさそうです。

 妻の実家に行くと、親戚や向こうのお義母さんから頂いたお年玉を、貯金箱にためていたようなのですが、それをこっそり持ち帰り、ゲーム上で使えるコインを手に入れるためのギフトカードを購入していたようです。

 妻はゲームの運営会社に事情を説明するメールを送ったようですが、現金で購入したギフトカードでコインを購入しているわけで、親が現金を渡したのと同様であり、カードの不正利用とかでもないので、運営会社側に帰責性はなく、当然ながらお金が戻ってくることはないと思います。

 子どもにとっては、自分が大きくなった際に、将来渡されるべきお金の一部を、オンラインゲームに課金して霧消させてしまったわけですが、今回は、お金の管理方法も含めて、親に応分な責任があるように思います。

 僕自身は、オンラインゲーム自体に興味がないので、課金する気持ちはわかりませんが、世の中、重課金という言葉があるので、リアル人生の一部を削ってでも、アイテム欲しさにかなりのお金をつぎ込んでいる人は少なくないのでしょう。

 子どもに対しては、当面はオンラインゲーム禁止を言い渡すしかないと思いますが、アカウントがロックされない限り、家にあるさまざまなデバイスのどれかにインストールすることは可能であり、アンインストールを一通り済ませたとしても、ゲームをやりたいという欲求を常に持ち続けている限り、再インストールを防ぐことはなかなか難しいですね。

 現実的には、オンラインゲームへのこれ以上の追加課金が行われないように、監視をしつつ、そこに時間を費やすことのむなしさを、感じてもらうしかない、これは心を変えることなので、簡単なことではないと思います。

 オンラインゲームは、課金するほど手軽に無双できるので、リアル人生に比べると容易に達成感を得られる分、口当たりのよいスナック菓子を食べるような感覚であり、この魔力は相当なものでしょうね。

 最終的には、スキを仕事にしたほうが、人生、うまくいく面はあると思いますが、それ以前に安易に流されると、人生の選択の幅が狭くなりますので、欲をコントロールし、難しいタスクに取り組むことにより得られる達成感を、味わえるようになってほしいものです。
 


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