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果汁100%オレンジジュース

 オレンジの世界有数の主産地であるブラジルや米国のフロリダ州で、「かんきつグリーニング病」という病害が広がり、天候不順による生育環境の悪化もあり、オレンジの国際価格が急上昇し、国内で販売される果汁オレンジジュースも値上げが相次いでいるようです。
 このニュースを聞いて、自分が子どもだった昭和の時代は、果汁100パーセントのオレンジジュースというのは、確か農協から190ミリリットルという小さいサイズの缶ジュースしかなく、米国のように冷蔵庫からオレンジジュースの大型パックを取り出して、コップについでがぶ飲みするというのは、別世界にように思っていたことを思い起こしました。
 おそらく平成に入ったぐらいで、オレンジの輸入自由化とかで、国内で販売されるオレンジジュースの価格が下がり、当時のダイエーの低価格ブランドで、果汁100パーセントのオレンジジュースが、1リットル200円を切るぐらいのパック入り商品が発売され、感動したのを覚えています。
 僕自身は、小さい頃の100パーセントオレンジジュースに対する憧憬が、輸入自由化で高嶺の花でなくなり、大人になってからも、心に残っており、マクドナルドでは必ずドリンクはオレンジジュースを選びますし、ランチドリンクでオレンジジュースが選択肢にある場合は、よほど変わったものがない限り、オレンジジュースにします。
 今後も値上がりが続くことで、オレンジジュースがドリンクの選択肢から外されたり、ドリンクバーメニューでなくなったり、果汁を引き下げられたりしないか、ちょっと心配になっています。

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