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西日と老親対応

 最近は日中の暑さが尋常ではなく、自分も日中に出かけるとへたり気味ですが、一人で住んでいる老母が、今の住まいの西日の日差しが強く、早く引越しをしたいと騒いでいるので、先日から対応に乗り出しました。
 まずはカーテンを強力な遮光カーテンに取り替え。これはそんなに難しくなく、アマゾンで性能を確かめて購入し、取り付けました。これは確かに効果を発揮し、日差しは防げるようになりました。
 一方で、日差しは防いでも、窓から伝わる熱はカーテンの内にこもってしまい、エアコンの効果を減じてしまうようで、今度は部屋の中の暑さが耐えられないと電話があり、ただ、ここはUR賃貸住宅なのでどうにもならないと言うと、こんな欠陥住宅を貸すURが悪いと言い出す始末、角部屋であれば窓がないほうが不自然であり、強い西日も夏の時期だけのこと、短視眼的に、そんな無茶なことを言っても始まらないときつくたしなめるも、何らかの対応をしなければと考えました。
 二重の断熱窓であれば、そうした外気の熱は緩和されるのでしょうが、賃貸なのでそんな改造できないし、そもそもそれを求めるのも無理があります。そのため、遮光遮熱シートを購入し、対策に乗り出すことにしました。
 窓にシートを貼り付けるのが基本なのですが、なかなか手間がかかるので、シートを窓の大きさに切り取り、テープで貼り付けて即興対応しました。見栄えは若干悪いですが、とにかくこれである程度遮熱はできたようです。
 ただ、帰ってから母から苦情の電話があり、シートが熱くなっているので取りつけ方が間違っているのではとのこと。たしかに、窓に貼り付けるのが本来の使い方ですが、シートが遮熱する以上、その熱を受け止めてある程度熱を持つのは当然であり、むしろ、窓とシートの隙間に熱を閉じ込めることで、部屋への熱の拡散を食い止めていると説明し、それでもURに苦情を言うというので、呆れて電話を切ってしまいました。
 父が一昨年亡くなり、一人残され、周囲の友達もおらず、きょうだいは遠いし仲が良いわけではない、それでいて、一日ヒマなので、何かに心を持っていくしかなく、それは、もともと父と住んでいたマンションから引っ越したいいうことであり、引っ越せば引越し先の不平不満、引っ越した後のマンションを早く売れとの催促、やっとのことで売れば、今度はもっといいところに引っ越したいから何とかしろ、やはりサ高住に入るといった感じで、僕は母との関係では、すっかり疲弊しています。
 親の恩とか、何でもやってしまうことが、自分をどんどん追い詰めているようで、このスパイラルを抜けるには、どうすることが良いか、悩ましいところです。

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