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130円夜の迷走

 休暇明けで、モンスターエナジーなしで乗り切れるようになったと、アマゾンの定期購入を停止したのですが、先週一週間で、蓄えた「貯金」を使い果たしてしまったらしく、今週は再び、モンスターエナジーに頼るようになっています。何となく、飲み続けることが身体によいとは思えないのですが、今は動かないといけない場面(4月からずっと言い続けている?)なので、とにかく持たせるしかありません。

 2週間休暇が家族に不評だったし、今後はそうそうないでしょうが、しばらくしたら、3日間ぐらいは、どこかで読書三昧、鉄旅三昧の生活を、ひっそりと実現したいと思います。

 昨晩はちょうどいい時間のバスがなかったため、シェアサイクルを利用して、家の近くまで行こうと思い、電車の中からアプリで予約しました。本当は、家まで歩けなくもなかったですが、時間的に遅いし、130円出して、少し時短してもよいかなと考えたわけです。

 ところが、シェアサイクルを借りて快調に家の近くまでたどり着いたのは良かったのですが、家の近くのサイクルポートは既にどこも満車で、返却することができません。ポートが空いていないと、施錠しても返却とはみなされず、結局、駅の近くの秋のあるポートを探して返却し、そこから歩いて帰ってきたため、余計に帰りが遅くなってしまいました。

 ある意味、シェアサイクルの需給バランスを考えると、こうした事態に直面することは当然予想されたことであり、至らなかったと思いました。

 空しく夜空を歩きながら、仕事においても、こういうのってあるかもと思いました。プロジェクトの立ち上げは、それ自体は相当なエネルギーを使いますが、エネルギーを使わないとそもそも立ち上がらないし、関係者の調整と合意が不可欠なので、そこは抜かりなくやらざるを得ません。まあ、たまに関係者の合意形成が十分でなく、初動でコケる展開もありますが、まあそれは間抜けなんですけど、そこで軌道修正をすればよいので傷は浅い。

 でも、立ち上げの時点で、遅くても走り出して方向性が何となく固まってくる場面では、着地点を見据えて進まないと、どこまで行けばよいのかわからなくなってきます。最初は勢いで動けても、しばらく走っていると、皆、これってどこまで走るんだろうと思うようになる。そこでリーダーに行き先が見えていなければ、着地する滑走路のない飛行機のように、あちこち迷走しているうちに燃料切れして、よくわからないところに墜落、良くて不時着という結末になってしまいます。
 
 ある程度、余裕のある地点に、着地できる滑走路は確保しておき、うまくいけば、その先まで行く、まずは飛び立つ時に、着陸地に目星をつけておくことの重要性を、身をもって感じました。

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