運動会

 僕の住んでいる地区では、小学校の運動会が午前中で終わるようになって3年目になりました。かつて、運動会の当日は、朝早くから校門前には席取りの長い行列が出来ていましたが、6年ぐらい前から、児童数が少なくなって席取りがそこまでシビアでなくなり、次の競技に自分の子どもが出場する保護者のために、専用の撮影場所が確保されたこともあり、陣取りの列は短くなっていました。

 3年前からは昼前に運動会が終わるため、昼休みに家族で食事をすることはなくなり、ほとんどの家族は簡易テントやシートを持ってこないで、立って観戦するようになっています。当然、1日がかりだった運動会を半日に短縮しますので、親子競技とか、紅白対抗の保護者による綱引き、入学前園児の出場するレースなどはなくなりましたし、1学年あたりの児童数が減ったことで、集団演技が2学年合同になりました。

 その分、子どもの出番は減ったわけですが、一日がかりの運動会は結構疲れますので、カジュアルな運動会に慣れてしまうと、これはこれで良いなと思うようになりました。この3年で世の中が変化し、従前に戻った部分もありますが、無理に戻す必要はない、慣れてしまってむしろこちらの方が良いと思うことは、戻らないようことも多く、こうした学校行事については、学校やPTAの負担が重く、教員の人材確保や共働き家庭の負担軽減にとって課題である認識されていますので、時代の流れとして負担軽減に向かうように思います。

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