今日の自分に3つの言葉を
◆今が一番若い時
現状の自分には、持っている資産も、職業も、人間関係も、自分の能力も、どれも満足していません。もっと若い時にいろいろやっておけば良かったとか、世の中の仕組みを理解していれば良かったとか、人生を楽しんでおけばよかったとか、自分に対する不満は山ほどあります。
ただ、自分に残されているのは、今この瞬間から、命尽きるまでの時間しかありません。悩みや迷いは尽きることなく、不毛な時間を完全になくすことは難しいですが、そうした不完全な自分であっても、それが僕なのですから、受け入れて、未来に向けて幸せの種になると信じるものを播いていくことでしか、人生をより良い方向に変えていくことはできません。
◆自分の過去の選択を否定しない
いまだに持ち家でないとか、もう少し稼げる職業を選択しておけば良かったとか、就職活動の時の自分の選択、その後の人生の具体的な選択の一つ一つについて、後悔していることも、やはり山のようにあります。
ただ、同時に、墓場に持っていくような秘密も含めて、自分の人生においては、別な選択肢を選んだことで、何かを得られなかったことにより、別な何かを得て、それは僕の人生を豊穣なものにしたり、今の僕が生きていくための不可欠なアイテムを得たりもしているわけです。
今の手持ちのアイテムや人生経験というのは、僕にとっては持っていて当たり前のように思うわけですが、それは選択の結果、得られたものでもあるわけです。
持ち家なんかは、わかりやすい事例です。限られた収入の中で利便性とか教育環境を求めれば、どうしても住まいは制約を受けます。賃貸であることに対し、十分な間取りがないことについて、自分も家族も住まいには不満を持ってはいますが、それにより学びの環境とか利便性とか治安の良さとかは手に入れたわけです。
それでも、別な選択をしたほうが良かったと思うことも多くあるわけですけど、それが僕にとって今以上に幸せなことになったのかはわかりません。いいとこどりを夢想しますけど、おそらく現実はそうはならなかった可能性が高いです。
他人に何かを言われたり、他人のことを羨むと、自分の過去の選択を否定したくなりますが、僕の人生にとって何のプラスにもならないわけで、いかに過去の経験を肯定できるか、これから行動と解釈力によって、否定的要素の強い経験も肯定できるような自分を創り上げていく。
それによって環境を変えて、より多くの価値を提供できる存在になることで、自分の感情をも変えて、自然体で過去を肯定できる自分になりたいと思います。
◆今日は思い悩むほど酷いことにはならない
今日もしんどいことはあります。望まざる人と会うことはその典型です。水と油ではありませんが、真水と海水の違いはあり、お互いに相手の水域では生きることができない、住む世界が違うので、わかりあうことは難しい。
そういう相手に対しては、僕にそんなこと求めなくてもいいのにとか、何も知らないあなたに、そんなことを言う資格はあるのかとか、負の感情が渦巻きます。
ただ、相手は事情を知らないことで、自分に多くのものを求めている面もあるわけで、もちろん、相手の望みに安易に妥協することはできませんが、逆にこちらから思いを流し込んで、心の汽水域を相手と共有する、その範囲においては、僕もある程度行動することができますので、相手の満足を引き出し、ソフトランディングしたいと思います。
いずれにせよ、今の僕が一人で思い悩むほど、おそらく酷いことにはならないと思います。僕もそれなりに場に対応するでしょうし、相手も場を壊すまでは求めないはずです。あきらめなければ、断ち切られることはないし、体調が悪くても、場が力を与えてくれる。そのへんは過去の自分の経験を信じ、今日一日を渡り切りたいと思います。
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