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一つ一つ辛抱強く解きほぐす

 先週は月曜日から金曜日まで、甲子園に5試合連続で出場し、フルイニングが投げ切った、先発投手のような感じでした。平日はハイだったのですが、休日にその疲れがどっと出て、ただ、母のところには行かないといろいろ回らないということで、疲れた足をひきずり、言われた買い物をして、食事を作りました。

 こうした、そもそもキャパの乏しい状態で顔を出したこともあり、現在、母が使っている携帯電話を巡り、母から「なんでこんな使いにくい携帯(ガラホ)にスマホから勝手に変えたのか」となじられたため、「それは「父が健在なときに、使いやすかった携帯からスマホに勝手に機種変更をされた。スマホは重いから持ち歩くの大変だし、ダウンロードしろと失礼なメッセージが頻繁に来るので、何も使えやしない。前の携帯の方がよかったから何とかしろ」と言ったから、スマホを解約して、携帯に変えたんでしょ」と、思わず激して反応したら、「そんなこと言った覚えない。いつも作り話をする。とにかく、自分のわかっていないことを勝手に進めているイメージがある。これまでも全てのことについて説明不足だから、相手が十分理解したことを確認してから進めろ」と言われ、あとは完全に私がブチ切れて、出て行ってしまいました。

 まあ、今日はとても受け止めるキャパが私にないため、つい激して反応してしまいましたが、来週にも買い物をして食事を作りに行かないと、母のことが色々回らなくなるのは明らかですので、基本的に、現状の不満に至る過去の記憶は全て、都合よく他責に帰するように改変されていることを理解した上で、何を言われても受け流す術を身につけないと、この先、持たないわけで、おそらく、高齢者の都合の良い記憶改変はよくあること、今日まともに受けたことを、今は反省しております。

 来週も、今週以上に殺人的なスケジュールが組まれていますが、平日はスタミナの回復により、一種の麻薬のハイ状態で乗り切ることはできると思います。ただ、週末の母のフォローができるか、平日の朝のフォロー電話ができるだけの精神的なスタミナが残っているかは、ちょっと厳しいかなと思っております。現実問題、会社内では「真っ赤な火中の栗を拾うところ」という共通認識があるようで、まったくそのとおりであり、しかも、メタ認知を有しているのが僕だけなので、僕が動かないと回らないことも多くあります。

 なんだか、この母の問題は、対処療法で毎週やり過ごしてきてしまっているようにおもいますので、できれば、きちんとそろえたうえで、逐次投入でなく、本人の希望に見合うことを1回やってみる、際限ないように思うので、あとは自分の組織における役割とのバランスですね。ただ、対処療法を持ち込んでも、双方、後味悪く喧嘩別れになるぐらいなら、電話で生存確認だけして、しばらく会わない方が、良いように思います。
 母の青い鳥探しは際限なく、何かオーダーに応えると後々の攻めの材料に使われて、自分を攻撃する武器をつくらされているようなもので、意味がないと感じます。
 青い鳥探しには極力付き合わず、重大な生活上の問題が起きない限り、敬して遠ざける、これは本意ではありませんが、家族もあるわけで、そうした振り回されている現状はなるべく隠していますが、何となく気づいているのも事実であり、認知能力が低下しているとはいえ、そこに付き合うのはやわめて、適当にやり過ごすしかない、現在はそう思っています。


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